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2024 年からエルゼビアとの転換契約を開始、世界に向けた日本発研究成果のオープン化を加速

【概要】
東北大学は、大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)(注1)とエルゼビア (Elsevier B.V.)が合意した、論文のオープンアクセス(OA)出版に関する転換契約(注2)提案に2024 年から参加します。世界最大の学術出版社との転換契約の開始により東北大学の研究成果である論文のOA化が加速します。また、一般市民の皆様も研究論文に無料でアクセスすることが可能となるなど、オープンサイエンスの進展にも大きく寄与します。東北大学では2022 年のワイリー、2023 年のシュプリンガーネイチャーに続いて、2024年1 月からエルゼビアと契約することにより、世界の三大学術出版社のすべてと転換契約を結ぶことになります。また東北大学では2023 年9月から、これらの国際的な学術ジャーナルに投稿される論文のOAにかかる論文掲載料(APC)の支援事業も独自に実施しています。APCは著名なジャーナルほど高額となっており、特に若手研究者にとって、その費用負担が課題となっています。支援事業では若手研究者を中心に、一定の評価のあるジャーナルへのAPC を支援しています。今回のエルゼビアとの転換契約によって、支援事業の対象が大幅に拡大し、研究者への支援をより充実させることができます。東北大学は転換契約とAPC支援事業によって、若手研究者を中心とした研究者への支援とOA推進を実現し、日本の大学の研究力の向上に貢献していきます。

【用語解説】

注1.日本の大学における教育・研究活動に必須である電子ジャーナルをはじめとした学術情報を、安定的・継続的に確保して提供するための活動を推進する組織。大学図書館の代表となって、学術ジャーナル出版社との契約交渉を行っている。

注2.論文の閲覧のために大学等が出版社に対して支払っている費用を、論文出版のための費用(APC)へと段階的に転換させ、それによって論文のOA出版の拡大を目指す契約のことを指す。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学附属図書館情報管理課
TEL: 022-795-5918
Email: lib.apc*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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