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過敏性腸症候群有症状者を対象とした効果的なeHealthシステムの開発に成功

【本学研究者情報】

〇大学院医学系研究科行動医学分野 教授 福土審
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 過敏性腸症候群(IBS)有症状者を対象としたeHealthシステムを新規構築した。
  • eHealthシステムを利用したセルフマネジメントプログラムにより、IBS症状の重症度を減少させることに成功。
  • 今回開発したeHealthプログラムは、IBS以外の慢性疾患のセルフマネジメントのために応用できると期待できる。

【概要】

早稲田大学人間科学学術院の田山 淳(たやま じゅん)教授、埼玉県立大学の濱口 豊太(はまぐち とよひろ)教授らの研究グループは、過敏性腸症候群(IBS)有症状者を対象としたeHealthシステムを用いた8週間のセルフマネジメントプログラムにより、IBS関連マーカーが有意に軽減することを発見しました。主要な結果として、「IBS重症度スコア」の顕著な改善が見られるとともに、門レベルの腸内細菌であるシアノバクテリア(cyanobacteria)の減少が認められました。

本研究成果は、『Scientific Reports』(論文名:Efficacy of an eHealth self-management program in reducing irritable bowel syndrome symptom severity: A randomized controlled trial)にて、2024年1月3日(水)に掲載されました。

図1:A eHealth実施群、B eHealth未実施群。IBS-SIはIBS症状の重症度を500満点で評価する質問紙。点数が低いほど症状が軽いため、eHealth実施群は介入後に改善を示している。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
Tel: 022-717-8032
E-mail: press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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