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熊本地震被災地支援ボランティア活動報告

2016年5月2日から9日まで、課外・ボランティア活動支援センター特任准教授である藤室玲治氏を中心に、東日本大震災の被災地支援ボランティア活動を続ける学生3名(東北大学東日本大震災学生ボランティア支援室学生スタッフチーム"SCRUM"所属1名、東北大学地域復興プロジェクト"HARU"所属2名)と共に、熊本地震被災地にて実地調査及びボランティア活動を実施しました。その際、熊本大学や大分大学の学生ボランティア団体とも連携した活動を行いました。

活動概要

5月2日(月) 熊本大学にて、熊本大学学生支援課のご協力を得て黒髪キャンパス体育館避難所(4/30閉鎖)で活動していた学生ボランティア8名と交流。また、熊本大学工学部社会環境工学科生を中心に組織されているボランティア団体「熊助組」のリーダーと情報交換。
5月3日(火) 午前中、熊助組メンバーと美里町でボランティア活動を実施。午後より避難所調査活動を行う。
5月4日(水) 熊助組メンバーと共に、美里町でのボランティア活動と避難所調査を2班に分かれて行う。
5月5日(木) 御船町にて、熊助組メンバーと大分大学の学生ボランティアと合同で足湯ボランティア活動を実施。
5月6日(金)
~9日(月)
熊本大学での情報交換、熊本市内の避難所調査等を実施。

ボランティアに参加した学生の感想

  • 社会福祉協議会(社協)に寄せられたニーズである個人宅周辺及び敷地内の崩れた瓦とブロック塀の撤去を行った。また、集めた瓦礫を収集所へ運ぶ作業も行った。熊本大学のSさんは、このボランティアに最初から参加しているらしく、社協の方からの信頼が厚かった。仕事ぶり・住民の方との関係の構築方法が、今まで自分が東北大学で行ってきたボランティア活動におけるそれとは異なっていると思った。
  • (足湯ボランティアを通して)地震から3週間経ち、落ち着きを取り戻しつつはあるが、避難所での生活やこれからのことで不安を覚えているようであることが、会話の中から感じられた。
  • (足湯ボランティアを通して)避難者と向き合ってみて、不安を抱えているということが切実に伝わってきた。普段仮設住宅で行っているボランティア活動で出会う住民が抱えているものとは、質を違えるかなり切迫したものだった。だが、1対1でゆっくりと話すことのできる足湯は効果的であると感じた。長期的に支援しなければいけない問題であるので、何度も訪れる必要がある。

足湯
足湯
瓦礫撤去
みなさんと

問い合わせ先

東北大学 高度教養教育・学生支援機構
課外・ボランティア活動支援センター
特任准教授 藤室玲治
TEL・FAX:022-795-4948
E-mail:reiji.fujimuro.d3*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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