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本学に台湾・国立交通大学(NCTU)リエゾンオフィスを設置

オフィス看板の除幕
里見総長(右)とMau-Chung Frank Chang学長(左)

2017年11月3日(金)、本学片平キャンパスで台湾の国立交通大学(NCTU)とのリエゾンオフィスが開設され、里見進総長、植木俊哉理事、伊藤貞嘉理事、矢島敬雅理事はじめ約40名出席のもと、設立記念式典が開催されました。NCTUからは、Mau-Chung Frank Chang学長をはじめとする代表団13名が出席しました。NCTUには、本年5月4日に先行して、本学リエゾンオフィスを開設しており、今回の本学内(流体科学研究所内)への開設により、双方向拠点としての機能が整備されたことになります。

式典・ワークショップ

11月3日午前に行われた設立記念式典では、本学里見総長とNCTUの Mau-Chung Frank Chang学長の挨拶に続き、台北駐日経済文化代表処教育組の林世英組長、日本台湾交流協会東京本部総務部の柿澤未知部長からご来賓の祝辞をいただきました。また、式典の席上、リエゾンオフィス設立を主導した流体科学研究所・AIMRの寒川誠二教授の司会により、リエゾンオフィスを通じた今後の両学の交流について意見交換が行われ、実施に向けて調整中のダブルディグリープログラムの現状や今後のジョイントラボラトリー(ジョイントリサーチセンター)設置に関するトピックなどについて議論され、半導体ナノデバイス、自立型エネルギーシステム、医工学をテーマに連携していくことが確認されました。

集合写真

ワークショップで基調講演する大野英男所長

11月3日午後は、NCTU李教授と東北大学寒川教授がモデレーターを務める東北大-NCTU第2回ワークショップが開催され、大野英男・電気通信研究所長、Yuan-Pern Lee講座教授による基調講演の後、エレクトロニクス、マテリアル、バイオメディカルの3分野から両校それぞれ1名づつの代表者による招待講演が行われました。

半導体分野での連携に加え、医学・医工学分野での連携も

2005年に始まる東北大学・NCTUの大学間連携協定では、主に半導体デバイス分野(寒川教授、寺本教授、平山教授)での強い連携が推進されてきました。将来的に附属病院の設置計画があるNCTUでは、リエオゾンオフィス設立を機会に医学系および医工学分野の取り組みに大変関心が高く、半導体デバイス分野のみならず、医学・医工学分野での連携にも注目しています。 そのため、式典前日11月2日の歓迎レセプションでは、大学附属病院の張替秀郎副院長と東北メディカル・メガバンク機構の山本雅之機構長からそれぞれの機関についての概要についてプレゼンテーションを持つ機会を設け、NCTUとの活発な質疑応答を行いました。また、台湾では再生可能エネルギーにおける日本との連携にも期待が高まっており、自立型エネルギーシステムに関する研究連携も検討することとなりました。

東北メディカル・メガバンク機構の概要説明を行う山本雅之機構長

病院の概要説明を行う張替秀郎副院長

キャンパスツアー

3日の式典後、NCTU代表団一行は、片平キャンパスの材料科学高等研究所(高橋隆研究室)を訪れた後、医工学研究科の田中徹教授、芳賀洋一教授、神崎展准教授の案内により研究室を視察しました。

AIMR相馬清吾准教授から説明を受ける一行

医工学研究科での集合写真

NCTUのYuh-Jyh Jong学部長(Department of Biological Science and Technology)は、医学系研究科(遺伝医療学)の青木洋子教授を訪問し、今後の共同研究の可能性について意見交換を行いました。

なお、同日午後、Chang学長は東北メディカル・メガバンク機構を訪問し、長神風二特任教授と布施昇男教授の案内で、スーパーコンピューター室やバイオバンク室などを視察しました。

青木洋子教授(左)とJong学部長(右)

長神風二特任教授から説明を受ける一行

今回、双方の大学にリエゾンオフィスが開設されたことで、マイクロエレクトロニクス、医工学、エネルギー研究連携をはじめ多岐にわたる学術交流の促進が期待されます。

参考

問い合わせ先

<リエゾンオフィスに関すること>
流体科学研究所・AIMR
教授 寒川誠二
TEL:022-217-5240
E-mail:samukawa*ifs.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

<式典に関すること>
国際交流課
TEL:022-217-4844

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