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メルボルン大学とTohoku-Melbourne Day開催

2017年11月7日(火)~8日(水)、本学キャンパス(青葉山、川内、片平)にて、Tohoku-Melbourne Dayを開催しました。7日に行われた式典には、里見進総長をはじめ本学から約20名の関係者が出席し、メルボルン大学からは、Richard James副学長を代表とする14名の研究者・学生が参加しました。

本学とメルボルン大学は、昨年3月、戦略的パートナーシップ協定を締結して以降、学生・教職員の相互交流、学術交流などの協力関係を更に強化しています。昨年11月、豪・メルボルン大学にて東北大学デイを開催し、今回はその第2回目となります。

式典について

青葉山キャンパスで開かれた式典では、里見総長の歓迎の挨拶で幕を開け、メルボルン大学Richard James副学長の挨拶が行われました。また、植木俊哉理事による東北大学の概要紹介の後、メルボルン大学に留学予定の久志本築さん(環境科学研究科D2; 多元物質科学研究所加納研究室所属)のスピーチが行われ、美齊津文典教授(理学研究科)、杉本和弘教授(高度教養教育・学生支援機構)、福山博之副所長(多元物質科学研究所)による各主催のワークショップの概要説明が行われました。

集合写真(理学研究科合同C棟前にて)

ワークショップ~物理化学・材料・高等教育~

物理化学ワークショップでの講演風景

高等教育ワークショップの様子

ポスターセッションの様子(多元物質科学研究所)

式典後の11月7日午後は、同キャンパスにて理学研究科主催の物理化学ワークショップが開催されました。"Tohoku-Melbourne Symposium on Science: Recent Advances in Physical Chemistry/Chemical Physics" と題するこのワークショップでは、美齊津文典教授(理学研究科)の開会の挨拶に続き、双方の大学から6名が講演を行いました。また、ポスターセッションでは、両校の参加者が積極的に質問を行い、交流を深めました。

また、川内キャンパスでは、同日午後、高度教養教育・学生支援機構 大学教育支援センター主催の高等教育に関するワークショップ 「大学におけるアカデミック・リーダーの育成」が開催され、大学の教育・研究・社会貢献の諸機能の改革を推進するアカデミック・リーダーシップのあり方についての日豪比較や、メルボルン大学と東北大学でそれぞれ展開されているアカデミック・リーダー育成プログラムの実践について、両大学より5名の講師から報告があり、発展的な議論が行われました。

翌11月8日は、多元物質科学研究所主催のもと、片平キャンパスにて "The Symposium on Advanced Materials ... Scientific & Engineering Challenges, Part4"が開催されました。第4回目となるメルボルン大学と多元物質科学研究所との材料に関するこのワークショップでは、村松淳司所長の歓迎の挨拶とPeter Scales教授の挨拶に続いて、両校の研究者6名が講演を行い質疑応答が行われました。続くポスターセッションでは23のポスター展示が行われ、約50名参加のもと多くの教員と学生が参加し、熱心に意見交換を行うなど参加者間の交流を一層深めました。

また、片平キャンパスではメルボルン大学Richard James副学長を迎えた本学国際展開のレビューを、そして川内キャンパスではJames副学長とHeather Davisプログラムディレクターを迎え大学教育支援センターが中心になって展開する「教育関係共同利用拠点」の事業活動レビューを、それぞれ行いました。

キャンパスツアー

また、7日の午前中は、Richard James副学長とHeather Davisプログラムディレクターが今村文彦所長と蛯名裕一准教授の案内で災害科学国際研究所を訪問した後、青葉山コモンズの農学分館を視察しました。物理化学と材料メンバー12名は、巨大分子解析センターや化学専攻・実験物理化学の研究室など、青葉山キャンパスの施設を見学しました。

ボランティアによる東日本大震災による被災文書の修復作業説明を受けるJames副学長と今村所長

物理系研究棟屋上にて、仙台市内と青葉山新キャンパスを一望する一行

来年以降も引き続き、学術イベントの開催が予定されており、東北大学とメルボルン大学の学術・人的交流と協力関係の広がりがますます期待されます。

問い合わせ先

国際交流課
TEL:022-217-4844

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