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国際フォーラム「1st International Forum for Innovation in Next Generation Synchrotron Radiation(SR)」を開催しました

東北大学は4月21日から23日にかけてウェスティンホテル仙台及び東北大学さくらホールを会場に次世代放射光施設をテーマとした国際フォーラム「1st International Forum for Innovation in Next Generation Synchrotron Radiation(SR)」を開催し、官公庁、企業及び大学関係者などから多くの参加をいただきました。

東北大学は、昨年7月に文部科学省により次世代放射光建設に係る地域パートナーの1者として選定されており、この3月からは東北大学青葉山新キャンパスにおいて次世代放射光施設建設用地の造成工事が着工しています。今回のシンポジウムは、世界各国の放射光施設の代表者にご講演頂き、東北大学の重要な役割である次世代放射光を中核とする産学連携、リサーチコンプレックス形成を推進する上での課題等について議論するとともに、国内外の各大学、研究機関、放射光施設との強固な連携関係を構築することを目的として開催されました。

1日目は国内外の各放射光施設や各大学の代表者らによりSummit Meeting of SR Innovationが開催され、次世代放射光施設に関する共同声明「AOBA Communique」が採択されました。

2日目の「1st International Forum for Innovation in Next Generation Synchrotron Radiation(SR)」では、大野英男総長による開会挨拶に続いて、文部科学省科学技術・学術政策局の松尾泰樹局長の代理として科学技術・学術政策局研究開発基盤課量子研究推進室の對崎真楠室長補佐にご挨拶をいただき、続いて国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構の平野俊夫理事長の代理として、田島保英理事にご挨拶をいただきました。また、早坂忠裕理事・副学長が、『Present Status of Next Generation 3GeV Facility Project in Japan』と題して講演した後、SLACのディレクターであるChi-Chang Kao先生をはじめとした世界各国の放射光施設代表の先生らよりご講演いただき、次世代放射光施設の利活用について活発な議論が行われました。更にスタンフォード大学のJerome Hastings先生から1日目に採択された「AOBA Communique」が発表されました。

3日目の「University Alliance Session」では、早坂忠裕理事・副学長の挨拶に続き、北海道大学の福岡淳総長補佐をはじめとした国内の各大学の代表者により次世代放射光への期待等についての講演が行われました。

最後に東北大学の矢島敬雅理事により「放射光施設は、世界最先端の学術研究の推進、我が国競争力の強化、そして東北の創造的復興に大きく貢献するものであり、各講演を聞き、改めてその重要性と学術研究・教育機関として果たすべき役割への責任の重さを実感した。今後も皆様からのご支援、ご協力をお願いしたい。」との閉会挨拶があり、3日間のフォーラムを締めくくりました。

参加された来賓の皆さま、世界各国の次世代放射光の代表者と東北大学関係者

開会挨拶を述べる大野東北大学総長

挨拶する文科省科学技術・学術政策局研究開発基盤課量子研究推進室の對崎真楠室長補佐

問い合わせ先

研究推進部研究推進課研究推進係
TEL: 022-217-5014
E-mail: kenkyo-kikaku*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください。)

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