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東北大の新スパコンAOBA始動!最先端科学から防災減災まで、現代社会を支えるスパコン

【発表のポイント】

  • 東北大学サイバーサイエンスセンターの新しいスーパーコンピュータAOBAが、令和2年10月1日から運用開始する。総演算性能は1.8 Pflop/sであり、これは前システムの2.4倍の性能である。
  • 世界的には異端児ともいえる特色ある先進的なハードウェアを採用しつつ、利用者にとっては標準的な他のスーパーコンピュータと変わらない使い勝手を実現し、データ駆動科学やAIといった新しい応用分野にも利用範囲を拡大。
  • 地震等の緊急時には、学術研究の利用をいったん中断して防災減災のための緊急対応を実行する独自の機能を備えており、Society 5.0時代の安全安心な生活を支える社会基盤としても貢献する。

【概要】

東北大学サイバーサイエンスセンターが日本全国の利用者から高い支持を得てきたのは、カタログ性能ではなく、実際の使用時の性能(実効性能)を重視してスーパーコンピュータを整備・運用してきたことでした。その高い実効性能を実現する技術として、世界的には異端児ともいえるベクトル型のスーパーコンピュータを採用してきました。このたび運用を開始するAOBAも、ベクトルコンピュータNEC SX-Aurora TSUBASAを中核とするスーパーコンピュータであり、実用的な科学技術計算において飛躍的に高い実効性能を実現することが期待されます。さらに、これまでのベクトルコンピュータは特殊な利用方法が前提となってきましたが、今回のAOBAでは他のスーパーコンピュータと同様の標準的な利用方法となっています。その結果として、データ駆動科学やAIといった新しい応用分野への利用範囲の拡大も期待されるほか、緊急時には減災のための社会基盤として機能します。学術研究への貢献に留まらず、Society 5.0時代の安全安心な生活を支える社会基盤としても貢献していきます。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること) 
東北大学サイバーサイエンスセンター  
スーパーコンピューティング研究部教授・滝沢寛之 
電話:022-795-3415 
E-mail:takizawa*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学情報部情報基盤課総務係
電話:022-795-3407
E-mail:cc-som*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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