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環境 

2019年1月11日 第160回サイエンスカフェ
モンゴル遊牧民の移動のふしぎ~人と自然の関係を考える~
講師:柿沼 薫 東北大学学際科学フロンティア研究所・大学院環境科学研究科 助教

プロフィール

顔写真  東京大学大学院農学生命科学研究科にて博士(農学)取得。東京工業大学にて産学連携研究員、日本学術振興会特別研究員、米コロンビア大学にて客員研究員を経て、2018年4月より東北大学に着任。環境変動下の人と自然の持続的関係をテーマに研究を展開。

開催情報

開催日:2019年1月11日(金)18:00~19:45
会場 : せんだいメディアテーク

概要

 みなさんは、引っ越しをしたことがありますか?モンゴル草原に暮らす遊牧民は、家畜とともに移動(引っ越し)しながら生活しています。遊牧民の移動について、自然環境や社会的要因との関連を紹介しながら、そこから見えてくる人と自然の関係を議論したいと思います。

Q&A

Q.資源量から現状は限界状態なのか。

A.限界を特定するのは、実は簡単なことではありません。とくに、モンゴル全体で限界状態か、と問われるとそれに答えるのはまだ難しいです。これまでの研究から言えることは、モンゴルの特に北部から中央部では家畜の数が増えていて、植生量が減少している傾向を示しているので、"土地荒廃がより一層懸念"されるということです。

Q.将来も遊牧民は続けられるのか(定住志向)

A.続けられるかどうかは、将来の社会や政治の状況が大きく関わってくると思います。
ただ、私はモンゴルのような乾燥している地域では、遊牧の移動性を維持することが、将来の気候変動への適応という意味でも非常に重要だと思います。たとえば、チベット高原では政策的に私有地化をすすめた結果、雪嵐が生じたときに他の草地へ逃げられず、家畜が雪嵐の影響をより強く受けるようになったという研究(Yeh et al. 2014)があります。環境の変動が大きい地域では、人々が普段生活する範囲内で、雪害や干ばつといった災害が起こる可能性が高いです。こういった災害が起きたときに、他の草地を利用できるようにするためにも、移動性を確保することはとても重要だといえます。


Yeh, E. T., Nyima, Y., Hopping, K. A., & Klein, J. A. (2014). Tibetan Pastoralists’ Vulnerability to Climate Change: A Political Ecology Analysis of Snowstorm Coping Capacity. Human Ecology, 42(1), 61–74.

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