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ライフサイエンス 

2017年11月10日 第146回サイエンスカフェ
植物はなぜ海水で育たないの?~植物の塩害とその分子メカニズム~
講師:魚住 信之 東北大学大学院工学研究科 教授

プロフィール

顔写真  1963年名古屋市生まれ。1986年名古屋大学農学部卒業。1989年名古屋大学農学研究科博士後期課程2年中退,同年名古屋大学工学部助手。カリフォルニア大学サンディエゴ校。1995年名古屋大学助教授。2004年名古屋大学教授。2007年東北大学教授。養分の吸収・循環・排出を行う輸送分子を調べることで、環境変化やストレスに対抗する微生物や植物の仕組みを明らかにしていきたいと思います。

開催情報

開催日:2017年11月10日(金)18:00~19:45 
会場 : せんだいメディアテーク

概要


 人は塩を食べることによってNaを摂取する必要がありますが,一般の植物はNaを養分にしません。この違いが生じる細胞のメカニズムを皆さんとともに学んでみたいと思います。

Q&A

Q. 動物の死骸や尿・糞は植物の栄養になり生存に有利なはず。しかしNaを吸収して枯れてしまう。ならばNa耐性が強い種が生存競争上有利なはず。Na耐性の有る植物が多数になるはずが、そうならないのはなぜか?

A. 動物の死骸や尿・糞のNa量は地球表層から考えれば,低濃度と思われます。また時間を経て拡散するため,さらに低濃度になります。よって,海水や岩塩などの限られた箇所に高濃度のNaが存在しており,他の場所のNaの濃度は低濃度と思われます。地球表層の環境は場所ごとに異なり,その元素環境に適応した生物が優勢になると考えられます。

Q. Na⁺ポンプ、チャネルは全身で、同じ頻度で発現するのか?

A. Na⁺ポンプ、チャネルの個々の発現量は細胞,器官で異なります。

Q. Na⁺によるストレスと浸透圧に対する応答と、感受のメカニズムの違いはどう生じるのか?

A. Na⁺は濃度という面と電荷という面をもちます。一方,浸透圧は濃度に依存します。このため,濃度という面では共通しますが,一部であるため単純な相関関係は成り立たないと思います。また,生物内の元素,有機分子など数多くの物質が浸透圧の構成要素であることから,Na⁺のみでは関係性を説明することはできないと思います。

Q. 地球上のすべての生活している生物には、0.6gの塩素が生まれながらにして存在するはずと聞くが?つまり細胞の中に塩分は存在するのではないか?

A. ご指摘通り,塩素Clは相当量,細胞内に含まれています。塩分をNaClと考えるとご質問通りです。塩分をNaだけに関して話をすすめましたので,正確にはNa⁺というべきですが,多くの方々にはなじみのない単語になりますので,塩分と今回は使いました。ご指摘の通りでございます。

Q. 海藻と陸上植物の中間はあるか?

A. 生態学の専門家・研究者に私も聞いてみたい興味深いご質問です。この2つの中間があるのかないのか,私自身が本件に関する知見を持ち合わせておりません。

当日の様子

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