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2007年8月26日 サイエンスカフェ
2007年8月26日 サイエンスカフェ
東北大学百周年記念スペシャル第4回
「美しい科学・役に立つ科学」
大隅 典子 東北大学大学院医学系研究科 附属創生応用医学研究センター 教授
小谷 元子 東北大学大学院理学研究科 数学専攻 教授
大隅教授 プロフィール
大隅教授は、脳の発生発達に関する研究に携わり、先駆的な成果をあげています。特に、脳ができあがる際や、できあがった脳の中で、どのように未分化な神経幹細胞から分化した神経細胞が生まれるかについての研究を進めています。
著書として『神経堤細胞』（共著、東京大学出版会）、人体発生学（分担、南山堂）、訳書として『エッセンシャル発生生物学』（羊土社）、『心を生みだす遺伝子』（岩波書店）などを執筆しています。また、本年度、グローバルCOEプログラム「脳神経科学を社会へ還流する教育研究拠点」が採択されました。
小谷教授 プロフィール
小谷教授は、微分幾何学を専門とする新進気鋭の数学者です。自然科学の分野で優れた研究業績をあげた女性研究者に贈られる「猿橋賞」を「離散幾何解析学による結晶格子の研究」の研究で、2005年度に受賞しました。
著書として、「ポストモダン解析学」（ユルゲン・ヨスト、小谷元子訳、シュプリンガー東京2000年）、「２１世紀の数学、幾何学の未踏峰」（宮岡礼子・小谷元子編、日本評論社2003年）などを執筆しています。現在、大隅教授と共にサイエンスエンジェルを組織し、女性研究者支援事業に力を入れています。
開催情報
開催日：2007年8月26日（日）13:00～14:30
会場 : 片平さくらホール
概要
科学は人の役に立つものとみなされることは多いのですが，環境ホルモンなどのように必ずしもそうでない場合もあります．また，「役に立つこと」だけが科学の価値かというとそうでもありません．このサイエンスカフェ・スペシャル版では，純粋科学の極地で研究している数学者と，脳の健康を目指した生物学者の間のお喋りを通して，「科学って何？」という問いかけについて皆さんと語りたいと思います.