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航空機による微小重力燃焼実験を米国フロリダ州にて実施しました

研究テーマ:燃焼の限界に関する統一理論構築のための極低流速・低ルイス数火炎

流体科学研究所 附属未到エネルギー研究センター・エネルギー動態研究分野
(丸田 薫 教授、中村 寿 准教授、森井 雄飛 助教、手塚 卓也 技術職員)

2020年度に実施予定の国際宇宙ステーションきぼう実験モジュールにおける宇宙実験に先立ち2019年11月18日から11月22日にかけて、装置部品の機能検証等のため米国フロリダ州で航空機による微小重力場実験を実施しました。

本研究分野では、燃焼の限界に関する統一理論の構築を目的に、JAXA・ISS きぼう実験モジュールにおける燃焼実験を2020年度中に予定しています。燃料の超希薄燃焼技術を確立し、エネルギー問題に資することを目指しています。今回の航空機実験は軌道上実験に先立ち微小重力環境での実験装置部品の機能・性能検証を目的として行いました。航空機がパラボリックフライト(放物線飛行)を行うことで得られる20秒前後の微小重力環境を利用して、通常重力下では得られない希薄限界近傍条件で火炎を形成させています。

実験の様子:微小重力でストップウォッチが浮いています!

実験に使用する航空機(G-FORCE ONE)と記念撮影

オーランド国際空港オフィスでJAXAチームと集合写真

流体科学研究所ウェブサイト

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問い合わせ先

流体科学研究所 附属未到エネルギー研究センター
エネルギー動態研究分野
教授 丸田 薫
TEL:022-217-5319
E-mail:maruta*ifs.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えて下さい。)

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