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佐野大輔准教授がウェビナー「下水疫学と新型コロナウイルス」にパネリストとして参加しました

目に見えないウイルスによる感染者数の増減や地理的な広がりをどう把握すればよいのかは、 COVID-19の流行にさらされている我々が直面する喫緊の課題といえます。

この問題に対する有力なアプローチの一つが、下水中のウイルス濃度のモニタリングです。 国際水協会(International Water Association)では、これまでにポリオウイルスなどを 対象として蓄積してきた下水疫学(Wastewater-based epidemiology)の知見を踏まえ、 COVID-19の流行動向や分布を把握する手段としての下水や環境水のモニタリングに関心を持つ人々に向け、 ウェビナー「下水疫学と新型コロナウイルス (COVID-19: Wastewater-based Epidemiology)」を 7月21日(火)日本時間22時から1時間半にわたって開催しました。

下水疫学の専門家であるパネリスト4名のうちの1人として本学から参加した環境科学研究科の 佐野大輔准教授は、ノロウイルスの環境モニタリングを実例に、COVID-19の発生、流行、 終息の把握に対する下水疫学の有用性を示し、COVID-19への下水疫学の応用については各国で 運用可能な低コストのプロトコルが必要であること、 また、感染予測やそれぞれの地域に 即したデータ取得のためにはさらなる知見が必要であることを述べました。

このウェビナーには、世界各国から約700名がアクセスしました。

ウェビナーの詳細ならびに動画は「詳細(環境科学研究科ウェブサイト)」のリンク先からご覧頂けます。

問い合わせ先

環境科学研究科情報広報室
TEL:022-752-2241

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