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二酸化塩素の新型コロナウイルスに対する不活化を確認

【本学研究者情報】

〇本学代表者所属・職・氏名:災害科学国際研究所 災害感染症学分野・教授・児玉 栄一
研究室ウェブサイト

【概要】

大木製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松井秀正、以下、大木製薬)は二酸化塩素の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果を確認したことを、国立大学法人東北大学(総長:大野英男)災害科学国際研究所災害感染症分野の児玉栄一教授らの研究グループ、東北大学ナレッジキャスト株式会社(本社:仙台市青葉区、代表取締役社長:荒井秀和)との共同研究成果として発表致しました。

本共同研究では、試験品(大木製薬製品「ウイルオフ除菌スプレー」用水溶液)および濃度既知の二酸化塩素標準水溶液(50,100および200ppm)について、SARS-CoV-2に対する不活化作用を評価しました。

試験品および各標準水溶液にSARS-CoV-2溶液を加え、所定時間経過後(30秒および3分間)に中和し、その溶液をVeroE6/TMPRSS2細胞(SARS-CoV-2感受性細胞)に接種してウイルスの感染価を測定することで、試験品のSARS-CoV-2に対する不活化率を算出しました。

試験の結果、試験品および二酸化塩素標準水溶液(50、100および200ppm)は30秒および3分間の作用でSARS-CoV-2に対し99.99%以上の不活化作用を有することが明らかになりました。※1

なお、試験液には「ウイルオフ除菌スプレー」用水溶液を用いておりますが、本試験は実験室内環境で行ったものであり、本結果は実使用環境における効果を示すものではありません。

【用語解説】

※1 コントロールの感染価(107)に対する試験品作用後の感染価(103)より算出

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学災害科学国際研究所
教授 児玉栄一
TEL:022-717-7199
Eメール:kodama515*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

東北大学ナレッジキャスト株式会社
常務取締役 村田裕之
TEL:03-6665-0601
Eメール:hiroyuki.murata*tohoku-kc.co.jp(*を@に置き換えてください)

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