本文へ
ここから本文です

COVID-19パンデミック下での児童思春期心理改善の必要性 過去の児童思春期のデータを今に活かす

【本学研究者情報】

〇本学代表者所属・職・氏名:病院肢体不自由リハビリテーション学分野・助教・奧山 純子
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下におけるロックダウンや外出制限によって、児童思春期における身体活動の減少と心理状態の悪化が報告されている。
  • ストレス下における児童思春期についての先行研究を調査すると、身体活動を導入することによって心理状態が改善している例が報告されている。
  • 特に2011年の東日本大震災における被災地のデータは、現在のCOVID-19パンデミック下における児童思春期の心理状態改善に活かすことができる。

【概要】

児童思春期のストレスは、その後の発達に影響を与え、精神障害に繋がる可能性があることから、心理状態の回復が重要視されています。東北大学病院・肢体不自由リハビリテーション学分野 奧山 純子(おくやま じゅんこ)助教、東北大学災害科学国際研究所 門廻 充侍(せと しゅうじ)助教、ノートルダム清心女子大学 福田 雄(ふくだ ゆう)講師らと指定国立大 災害科学世界トップレベル研究拠点のグループは、先行研究におけるストレス下の児童思春期の身体活動と心理状態の関係について検討し、身体活動を導入することで心理状態の改善が図られることを明らかにしました。

本研究は、東日本大震災のようなストレスが大きくかかった児童思春期のデータを、現在のCOVID-19パンデミック下の児童思春期の心理状態改善に役立てることができることを示唆した初めての報告です。

本研究成果は、2021年3月26日にTohoku Journal of Experimental Medicine誌(電子版)に掲載されました。

図1.COVID-19パンデミック下の児童思春期
COVID-19感染拡大を防ぐためにロックダウンや外出制限が行われ、児童思春期が大きなストレスを感じた

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学病院 肢体不自由リハビリテーション学分野
助教 奧山 純子
電話番号:022-717-7338
Eメール:junko.okuyama*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(取材に関すること)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
東北大学病院広報室
電話番号:022-717-7149
FAX番号:022-717-8931
Eメール:press*pr.med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ