本文へ
ここから本文です

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 地域支援大崎センターを移転 ~長期健康調査(詳細三次調査)の支援拠点~

【本学研究者情報】

〇東北メディカル・メガバンク機構 教授 鈴木吉也
機構ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 2021年6月、地域支援大崎センターを大崎市古川幸町に移転しました。
  • 長期健康調査(詳細三次調査)の活動拠点となるとともに、大崎地区の自治体、医療機関と連携し地域の皆さまの健康づくりを支援します。

【概要】

東北メディカル・メガバンク機構は、東日本大震災からの医療復興と次世代型医療の基盤構築のため2012年2月1日に設立され、成人や妊婦など幅広い年齢層を対象とした長期健康調査(コホート研究)、複合バイオバンク*1の構築等の事業を行っており、これまでに宮城県民約12万の皆さまにご協力いただいています。宮城県内7カ所に設置された地域支援センターは、各地域での長期健康調査の活動の拠点であり、住民の方々の健康増進を支援し、医療復興に貢献することを目指して活動に取り組んでいます。

地域支援大崎センターは大崎市、加美町、涌谷町、登米市、美里町、色麻町、栗原市並びに近隣にお住まいの皆様の健康支援・健康調査活動の拠点として、2013年11月6日、大崎市古川十日町に開所しました。2021年6月、建物の老朽化等に伴いこれまで慣れ親しんだ場所を離れ、同センターを同市古川幸町に移転いたしました。今後は、主に7月から開始される詳細三次調査*2の活動拠点を担います。

【用語解説】

*1 複合バイオバンク:生体試料を収集・保管し、研究利用のために提供を行うバイオバンクに加え、解析部門を併設することで複合的に研究が行える環境を整えたバイオバンク施設。生体試料の研究利用、分譲による枯渇を防ぐことが可能。東北メディカル・メガバンク計画では、コホート調査の参加者から血液・尿などを収集・保管、またゲノム、オミックスなどの解析も行い、そのデータを広く研究利用できる環境を整えている。

*2 詳細三次調査:2016年度までにコホート調査に参加した方にお願いする、3回目にあたる健康調査で、最初に調査に参加いただいた時点から健康状態がどう変化したかを把握・分析します。調査内容は生活習慣や食習慣に関するアンケート、血液・尿検査、生理学的検査などです。参加者は1、2回目の調査結果と比較することで、自らの健康状態の変化を知ることができます。本調査は2021年7月から開始予定です。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学東北メディカル・メガバンク機構
長神 風二(ながみ ふうじ)
電話番号:022-717-7908
ファクス:022-717-7923
Eメール:pr*megabank.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ