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山形県村山地方の歴史を明らかにする ―『近世・近代の村山地域』出版―

【本学研究者情報】

〇東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門 教授 荒武賢一朗
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 幕府や藩の支配機構を解明し、明治時代に山形県が成立するまでの政治体制を明らかにする書籍を出版しました。
  • 村山地域には、数多くの歴史資料(古文書)が現在まで伝えられているため、その積極的な活用、そして未来への継承を目指しています。

【概要】

江戸時代の出羽国村山郡(現在の山形県村山地方)は、幕府や多くの大名家(藩)が領地を分け合う「非領国」地域でした。東北大学東北アジア研究センターの荒武賢一朗教授と藤方博之助教らは、18・19世紀における出羽国村山郡を対象に、行政機構や地域運営の実態を明らかにし、書籍として出版しました。

編者のほか、出羽国・山形県の歴史研究に詳しい執筆者たちによって、幕府直轄地・米沢藩・佐倉藩の支配体制や、山林をめぐる訴訟の過程を検討すること、村落における文書管理の足跡を確認すること、幕末維新期の地域政治とはどのようなものだったのか、といった新しい史実を発見しました。村山郡は、「非領国」地域という観点から、日本史研究全体で注目され、歴史資料の保存と継承についても熱心に取り組んできた経緯があります。本書は2022年1月に清文堂出版より発行されました。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学東北アジア研究センター
担当 荒武賢一朗 野本禎司
電話 022-795-3140 022-795-3196
E-mail uehiro*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

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