2022年 | プレスリリース・研究成果
プロトタイプラボを新たに開設 完成度の高いハードウェアが試作できるオープンな開発環境
【本学研究者情報】
〇マイクロシステム融合研究開発センター
助手 宮口 裕
センター長・教授 戸津 健太郎
研究室ウェブサイト
【発表のポイント】
- 東北大学西澤潤一記念研究センター内に広さ約300m2の「プロトタイプラボ」を開設します。
- 電子工作、機械工作、評価に関する100台以上の機器が時間単位で利用可能です。半導体チップやセンサなどのデバイスを組み合わせたハードウェアの試作にも対応します。商品に近い形まで完成度を高められます。
- ご登録いただければどなたでも利用可能です。経験豊富なスタッフが常駐しており、ものづくりを総合的に支援します。実践的な技術も習得できます。
- 学内外の研究成果の社会実装やベンチャー起業を技術面で支援してまいります。
【概要】
東北大学マイクロシステム融合研究開発センターでは、東北大学西澤潤一記念研究センターの3階に広さ約300m2の「プロトタイプラボ」を4月26日に新たに開設します。3Dプリンターやカッティングマシンなどの造形を中心とした工作機器に加えて、電子工作、機械工作、評価に関する100台以上の機器が時間単位で廉価で利用可能です。電源や無線通信機能を有する半導体チップやセンサなどの微小デバイスを組み合わせた高機能なハードウェアの試作にも対応し、商品に近い形まで完成度を高められます。学生や企業技術者、一般の方など、登録いただければどなたでも利用可能で、経験豊富なスタッフの支援のもとで開発が進められます。プロトタイプラボは、JSTのCOIプログラム(拠点名:さりげないセンシングと日常人間ドックで実現する自助と共助の社会創生拠点、プロジェクトリーダー:和賀 巌、研究リーダー:末永 智一)の成果を活用しています。同プログラムで開発した「飲込み体温計(センサを変更すれば種々のセンシングが可能)」を製作した機器や、プログラム全体の共通機器がプロトタイプラボの基盤となっています。

プロトタイプラボ
問い合わせ先
東北大学マイクロシステム融合研究開発センター
担当 宮口、戸津
電話 022-229-4113
E-mail shisaku-info*ml.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)
東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています