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仙台藩士・北家の古文書画像をオンライン公開 地域研究デジタルアーカイブ

【本学研究者情報】

東北アジア研究センター 上廣歴史資料学研究部門
教授 荒武賢一朗

研究部門ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 東北アジア研究センターでは、研究成果や資料情報をオープン・シェアするため、「地域研究デジタルアーカイブ」を公開している。
  • 今回、そのコレクションのひとつとして、加美町教育委員会所蔵の「北家文書」の画像を51点掲載した。
  • 江戸時代初期から戊辰戦争まで続く仙台藩士の記録を伝えるものであり、武士のルーツや職務がわかる貴重な歴史資料を誰でも見ることが出来る。

【概要】

東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門は、加美町教育委員会と共同で、仙台藩士・北家の古文書調査を実施、その内容解明を進めてきました。仙台藩に関する歴史資料は、伊達家文書を筆頭に数多く存在していますが、実際に「武士の仕事」を担っていた中級以下の家臣の記録は極めて貴重です。北家文書の全体を細かくみていくと、江戸時代における武士のルーツや、仙台藩主との関係など「私的な情報」もよくわかります。「公的な情報」としては、藩政の主軸となる役職を歴任したことから、現在の辞令にあたる文書、役職に就いた際の業務マニュアルなどが含まれていました。その他、総数482点にはさまざまな資料があるなかで、画像公開では①家系、②仙台藩の公務記録、③武家の所蔵した書籍、といった3つのカテゴリーを意識して、最重要の51点を掲載しています。このオープン・シェアを契機に、仙台藩の歴史研究がさらに進展することを願っております。

写真 條々(江戸屋敷諸事心得書)...1692年(元禄5)、仙台藩3代藩主・伊達綱宗が仙台藩江戸屋敷留守居に任命された北茲清へ宛てた指示書。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学東北アジア研究センター
担当 荒武賢一朗、野本禎司
電話 022-795-3140  022-795-3196
E-mail
 uehiro*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

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