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第4回次世代放射光国際フォーラムを開催しました

10月25日、東北大学主催による「第4回次世代放射光国際フォーラム」を開催しました。

対面とオンラインのハイブリッドによる「市民向け講演会」では、大野英男・東北大学総長の開会挨拶の後、村井嘉浩・宮城県知事(ビデオメッセージ)、郡和子・仙台市長(ビデオメッセージ)、増子次郎・一般社団法人東北経済連合会会長からそれぞれ来賓挨拶があり、スタンフォード大学のJerome Hastings先生、理化学研究所放射光科学研究センター長の石川哲也先生から、国内外の放射光施設の歴史と展望、NanoTerasuへの期待に関してご講演いただきました。このシンポジウムには、対面参加が約140名(うちスーパーサイエンスハイスクールの仙台第一高等学校、仙台第三高等学校、古川黎明高等学校の生徒が約90名)、オンライン参加が約60名を数えるなど、合計200名を超える参加があり、活発な質疑応答が行われるなどNanoTerasuへの期待の高さが伺えました。また、講演会終了後には、希望者を対象に青葉山新キャンパスにて建設中のNanoTerasuの施設見学会を実施しました。

その後、ハイブリッドで開催した「第4回国際放射光サミット」では、大野英男・東北大学総長からの開会挨拶の後、井上諭一・文部科学省大臣官房総括審議官、平野俊夫・国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構機構長(ビデオメッセージ)、高田昌樹・一般財団法人光科学イノベーションセンター理事長からそれぞれ来賓挨拶があり、スタンフォード大学のJerome Hastings 先生を座長としたサミットミーティングが開催されました。

サミットミーティングでは、アメリカのSLAC※1をはじめとする世界23の主要放射光施設及び関連学術組織の代表者が一堂に会し、放射光施設を活用したGX(グリーントランスフォーメーション)の実現、データサイエンスとの融合、産業界と連携などについて意見交換を行った後、放射光施設が高等教育機関、産業界と密接に協力した国際的なイノベーションエコシステムの中核となることを推進するサミットコミュニケを取りまとめることが決定されました。この内容は、同日開催された記者懇談会において、東北大学の取組と併せて報告しました。サミットコミュニケは、今後、東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センターウェブサイトに掲載する予定です。

引き続き開催した「NanoTerasuの夕べ」では、小谷元子・東北大学理事・副学長からの開会挨拶の後、井上諭一・文部科学省大臣官房総括審議官、遠藤信哉・宮城県副知事、郡和子・仙台市長、スタンフォード大学のJerome Hastings先生、理化学研究所 放射光科学研究センター長の石川哲也先生、川合眞紀・自然科学研究機構機構長といった地域や学術界を代表する方々からNanoTerasuへの期待などのメッセージをいただき、我が国の研究力強化、イノベーションの創出に向け、関係者が思いを一つにし、一連のプログラムが幕を閉じました。

※1 アメリカ 国立加速器研究所

市民向け講演会|左 Jerome Hastings先生、右 石川哲也先生)

施設見学会

第4回国際放射光サミット

NanoTerasuの夕べ

問い合わせ先

研究推進課次世代放射光施設利用推進支援室
TEL: 022-217-5670
Email: next3gev*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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