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AI inside と東北大学 吉田和哉研究室、月面・宇宙など極限環境で稼働する「高耐久・高性能・省エネルギーな次世代型AI」の共同研究を開始

【本学研究者情報】

〇大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻
教授 吉田 和哉
研究室ウェブサイト

AIインフラの提供を通じてAI民主化を推進するAI inside 株式会社(代表取締役社長CEO兼CPO:渡久地 択、本社:東京都渋谷区、以下「AI inside」)と、内閣府の「ムーンショット型研究開発プログラム」をはじめ数多くの宇宙開発プロジェクトに携わっている国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下「東北大学」)の吉田和哉研究室は、共同研究契約を締結し、「極限環境に求められる高耐久・高性能・省エネルギーな次世代型AI」の共同開発とその社会実装に取り組むことをお知らせします。

AI inside が有する研究段階を含む最先端AI要素技術および他社に先駆けてAI技術を社会実装してきた実績・知見と、吉田研究室が有する月面探査・宇宙開発の知見や宇宙ロボティクス分野における多数の技術シーズを生かすことで宇宙進出を加速させ、気候変動や人口爆発、食糧危機といった世界規模の社会課題の解決、ひいては人類社会の進化への貢献を目指します。


【背景】
 人類が宇宙に進出する意義は、宇宙や生命体の起源を探求する学術的側面のみではありません。地球上で不足するあるいは入手困難な食糧・エネルギー等資源の確保や、人口爆発・気候変動問題等への対応を見据えた居住空間の地球外への拡張、宇宙空間独自の環境を活用した医療・通信技術の向上など、人々の生活をより豊かなものにする重要な取り組みです。

この大きな社会的意義の下に、世界中のさまざまな政府・学術機関や企業が多くのリソースを投じ、宇宙開発が加速しています。モルガン・スタンレーの調査によると、2040年の宇宙産業は現在の約3倍となる1兆ドルを超える市場規模に成長すると見込まれています。巨大な新産業勃興による雇用創出の観点からも、大きな社会価値をもたらします。

これまでの宇宙開発プロジェクトの多くは国家機関の主導により進められてきましたが、昨今では民間企業が独自の知見や技術力を生かして市場参入しています。特に米国では、ベンチャー企業・スタートアップがその技術力や発想力、機動力などを生かして宇宙産業の成長を牽引しています。日本でも、ここ数年で宇宙ベンチャー企業・スタートアップが急増し、宇宙開発の取り組みが加速傾向にあります。日本の宇宙産業のさらなる成長のためには、産官学連携による技術力・機動力・資金力を集約したエコシステムを形成し、宇宙産業基盤を強化していく必要があると考えられています。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻
教授 吉田 和哉
電話 022-795-6992
E-mail yoshida.astro*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(取材に関すること)
東北大学大学院工学研究科 情報広報室
担当 沼澤 みどり
電話 022-795-5898
E-mail eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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