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『3DC×東北大学 カーボン新素材GMSで「世界を変える」共創研究ラボ』の設置について -東北大発カーボン新素材の社会実装を加速-

【発表のポイント】

  • 東北大学は株式会社3DCとカーボン新素材「グラフェンメソスポンジ(GMS)」の社会実装を目指し共創研究所を設置します。
  • 産学連携体制により、エネルギー関連材料などに関し共創研究テーマを探索し、新規共同研究課題やその成果の創出を目指します。

【概要】

国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下、「東北大学」)と株式会社3DC(所在地:宮城県仙台市、代表取締役社長:黒田 拓馬、以下、「3DC」)は、東北大発のカーボン新素材である「グラフェンメソスポンジ(GMS)」注1に関する研究開発の推進ならびにテーマの企画・計画立案を目的として、2023年4月1日に『3DC×東北大学 カーボン新素材GMSで「世界を変える」共創研究ラボ』(以下「共創研究所」)注2を設置します。今後両者は、同大学 材料科学高等研究所(以下WPI-AIMR、所長・教授:折茂 慎一)の有する総合的な基礎研究力を活用した産学連携体制のもと、エネルギー関連材料などに関する共創研究テーマを探索し、新規共同研究課題やその成果の創出を目指します。

3DCは東北大学で発明されたカーボン新素材GMSの社会実装を目指し、2022年2月22日に設立された東北大発スタートアップ企業です。GMSは従来のカーボン材料より化学的にも物理的にも耐久性が高い特徴をもち、電池等の蓄電デバイスを長寿命化できる新素材として期待されています。2022年度からWPI-AIMRの西原研究室とGMSの社会実装に向けた基盤技術に関する共同研究を実施してきましたが、量産化体制構築ならびに利用技術開発のより一層の加速を図るため、共創研究所を新設しました。

今回の共創研究所では、これまで得られた知見や新たな基礎研究力を最大限活用するとともに、より多様な人材相互の柔軟な交流を図り、次世代のエネルギー産業において、カーボン新素材GMSの社会実装を目指します。

左:株式会社3DC 代表取締役 黒田 拓馬、右:東北大学材料科学高等研究所 教授 西原 洋知

【用語解説】

注1 グラフェンメソスポンジ(GMS)
多孔性、導電性、耐食性、柔軟性に優れる次世代のカーボン材料。電気二重層キャパシタ、燃料電池、リチウムイオン電池、リチウム硫黄電池、リチウム空気電池等への応用が期待されている。

注2 共創研究所
大学内に企業との連携拠点を設けるとともに、大学の教員・知見・設備等に対する部局横断的なアクセスを可能とすることで、共同研究の企画・推進、人材育成、および大学発ベンチャーとの連携をはじめとする多様な連携活動を促進する制度。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学 材料科学高等研究所 広報戦略室
電話 022-217-6146
E-mail:aimr-outreach*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

東北大学 産学連携機構 産学共創推進部
電話 022-795-5275
E-mail:sangaku-suishin*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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