本文へ
ここから本文です

東北大学保有の文化・学術資源をデジタル公開するプラットフォーム「ToUDA 東北大学総合知デジタルアーカイブ」を新たに整備

【発表のポイント】

  • 総合知の創出に寄与する知的基盤として、学内で保有するデジタル化した文化・学術資源(古典籍・大学史料・博物資料等)を文系・理系を問わず収録し、統合的に公開するプラットフォームを構築し、4月4日に公開しました。
  • 初期構築では、漱石文庫をはじめとする既存デジタルアーカイブに加え、国宝2点(『史記』 孝文本紀巻第十および『類聚国史』第二十五の資料全容)と1960年代学生運動関係史料コレクション『「長い1960年代」デジタルアーカイブ』約5,000件を本学として新たに公開しました。
  • 本デジタルアーカイブ事業は、計画当初より、国際共同研究や教育での利用を視野に入れた研究・教育での活用を前提としたものです。
  • 本アーカイブの活用法として、まずは、国際的な日本学ネットワークである支倉リーグ(注1や、世界で最大規模の分野横断型日本学コミュニティの中核を担っていくことをミッションとする統合日本学センター(注2と連携します。

【概要】

4月4日に東北大学が公開したToUDA(テューダ、 Tohoku University Digital Archives、東北大学総合知デジタルアーカイブ)は、本学が保有する文化・学術資源を統合して検索・閲覧できるようプラットフォームを整備したもので、今後、総合知の創出に寄与する知的基盤として機能することが期待されます。

本デジタルアーカイブ事業の特色は、当初より、国際共同利用を視野に入れた研究・教育での活用を前提としているところにあります。まずは、国際的な日本学ネットワークである支倉リーグや、世界で最大規模の分野横断型日本学コミュニティの中核を担っていくことをミッションとする統合日本学センターと連携を行っていくこととしています。

今回の初期構築では、本学附属図書館が所蔵する国宝2点、『史記』 孝文本紀巻第十および『類聚国史』第二十五の資料全容と本学史料館が所蔵する1960年代学生運動関係史料のコレクション『「長い1960年代」デジタルアーカイブ』約5,000件を新たに公開しました。また、漱石文庫をはじめとする附属図書館の既存デジタルアーカイブからのコンテンツもすべて移行されています。今後、古典籍や古文書など順次コンテンツを拡充していく予定です。

ToUDA 東北大学総合知デジタルアーカイブ:https://touda.tohoku.ac.jp/portal/

図1.ToUDA(東北大学総合知デジタルアーカイブ)トップページ

【用語解説】

注1. 支倉リーグ(東北大学日本学国際共同大学院 GPJS)
東北大学と海外の有力大学との間で、学生・教員が国際・学際的「日本学」の学術交流を推進するネットワーク。進取の気性をあらわす代名詞ともいえる仙台藩士であり、伊達政宗の命による遣欧使節として礼節と見識を示した支倉常長の名を冠している。現在、欧米を中心に29大学が参加しており、今後アジア、アフリカ、中南米等への拡大も計画している。

注2. 統合日本学センター
2023年10月1日に設立された新しいセンター。「支倉リーグ」「日本学国際共同大学院」など国際的な日本学ネットワーク構築の取り組み、および本学が所蔵する文化・学術資源を国際標準に対応すべく構築される「総合知デジタルアーカイブ」と連動して、世界で最大規模の分野横断型「日本学」コミュニティの中核を担う組織となることをめざす。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(システムに関すること)
東北大学附属図書館情報サービス課 
貴重書係
TEL: 022-795-5939
Email: touda*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学附属図書館総務課
情報企画係
TEL: 022-795-5911
Email: lib-som*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

sdgs_logo

sdgs04

東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

このページの先頭へ