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スーパープレッシャー気球とPANSYレーダーによる近慣性周期重力波の同時観測に成功

【本学研究者情報】

〇大学院環境科学研究科 准教授 村田功
研究室ウェブサイト

【概要】

国立極地研究所の冨川喜弘准教授を中心とする研究グループは、南極・昭和基地でスーパープレッシャー気球と南極昭和基地大型大気レーダー(PANSY)による同時観測を行い、高度18km付近の近慣性周期重力波を捉えることに成功しました。また、大気再解析データとの比較から、最新の数値予報モデルでも重力波を十分に表現できないことを明らかにしました。今後も南極上空の重力波観測を継続することで、長期的な気候変動予測の精度向上につながると期待されます。

南極昭和基地におけるスーパープレッシャー気球の放球の様子(2022年1-2月)

【論文情報】

掲載誌 :Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II
タイトル :Simultaneous Observation of Near-Inertial Frequency Gravity Waves by a Long-Duration Balloon and the PANSY Radar in the Antarctic
著者 :冨川 喜弘(国立極地研究所 宙空圏グループ 准教授)
村田 功(東北大学大学院環境科学研究科 准教授)
     佐藤 薫(東京大学大学院理学系研究科 教授)
高麗 正史(東京大学大学院理学系研究科 助教)
DOI:10.2151/jmsj.2024-034

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院環境科学研究科
准教授 村田 功
TEL: 022-795-5776
Email: imurata*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院環境科学研究科
情報広報室
TEL: 022-752-2241
Email: kankyo.koho*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

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