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NECと東北大学病院、国立情報学研究所主催のコンテスト NTCIR-18の医療言語処理タスクで第1位を獲得

【本学研究者情報】

〇東北大学病院放射線診断科 教授 大田英揮
研究室ウェブサイト

【概要】

日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田隆之、以下 NEC)と東北大学病院(所在地:宮城県仙台市、病院長:張替秀郎)は、共同で開発したAI Agentが、国立情報学研究所(以下 NII)が実施している直近の言語処理のベンチマークテストNTCIR-18(注1)のうち、医療分野の言語処理をテーマとしたRadNLP 2024(2)において、第1位を獲得しました。RadNLP 2024では、肺がんの診断レポートから進行度(TNM分類による160通り、注3)を判定するテストを行い、精度81.48%と評価されました。


NIIでは自然言語処理技術の精度を評価する大規模なテストを1999年から継続的に実施しています。参加団体の技術を客観的かつ正確に評価しているため、その評価結果は信頼されています。

【用語解説】

注1.NTCIR(エンティサイル、NII Testbeds and Community for Information access Research)
https://research.nii.ac.jp/ntcir/index-ja.html
注2.Natural Language Processing for Radiology
https://sociocom.naist.jp/radnlp-2024/
注3.肺がんの進行度は、T(原発腫瘍:10段階)N(所属リンパ節:4段階)M(遠隔転移:4段階)を掛け合わせた合計が160分類となる
特定非営利活動法人 日本肺癌学会「肺癌診療ガイドライン」
https://www.haigan.gr.jp/publication/guideline/examination/2022/1/0/220100000000.html

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(報道に関すること)
東北大学病院広報室
TEL: 022-717-8032
E-mail: press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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