2025年 | ニュース
宇宙エレベーターチャレンジトーホク(SELECT)が国際ミッション設計コンテストで国際3位を受賞
学友会登録団体の宇宙エレベーターチャレンジトーホク(SELECT)のメンバー3名は、1月28日に行われた Space Elevator Academic Challenges-2025(ISEC、NSSの共同主催)に論文を提出し、3月1日の結果発表にて国際3位を受賞しました。
SELECT は宇宙エレベーターの調査・研究を通じて、一般社会に宇宙エレベーターの概念を広め、その実現に向けて活動しています。今大会は一昨年に続き2度目の出場であり、2回連続の入賞を果たしました。
*宇宙エレベーター:
19世紀にロシアの技術者によって考案された未来の宇宙輸送技術。地球と宇宙をつなぐケーブル上を「クライマー」と呼ばれる輸送機が昇降し、人や物資を輸送するシステム。
*ISEC:International Space Elevator Consortium(国際宇宙エレベーター学会)の略
*NSS:National Space Society(米国宇宙協会)の略
*Space Elevator Academic Challenges:
ISEC及びNSSによって開かれた宇宙エレベーターの発展に繋げるための学生向け研究プログラム。
筆頭著者 小川 成就さんからのコメント
今回は学部1年生として初めて長期間の研究を行いました。大量の英語文献の調査、複雑なプログラムの作成、未修の専門分野の知識の補完、不慣れな英語で15ページの論文を直筆するなど多くの困難に直面しました。しかし、先輩方や教授のご指導のもとでチームメイトとともに前進することができ、これらを乗り越え、世界各国から集まる団体の中から抜け出し、最終的には国際3位という素晴らしい結果を残すことができました。今後はこの経験を糧に航空宇宙分野で研究を深めていきたいと思います。
受賞概要
Space Elevator Academic Challenges-2025
主催者:International Space Elevator Consortium(ISEC:国際宇宙エレベーター学会)
National Space Society(NSS:米国宇宙協会)による共同主催
テーマ:「Development of a Space Settlement at the Earth-Moon L5 Point--Utilizing Earth's Space Elevator」(宇宙エレベーターを用いた地球-月間L5点における宇宙居住地の建設)
提出論文名:「Space Habitat With Improved Hyperion Construction Applying Space Elevator at L5 Point 」
受賞項目:3rd place winner
関連記事:ISEC ウェブサイト
チームメンバー
小川 成就さん(工学部1年)
小林 亮脩さん(工学部1年)
葛野 諒さん(工学研究科博士2年)
問い合わせ先
教育・学生支援部学生支援課活動支援係
TEL:022-795-3983
Email:sta-kagai*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)