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原子層鉄系高温超伝導体で質量ゼロのディラック電子を発見 -超高速・超伝導ナノデバイスの実現に光-

東北大学大学院理学研究科の中山耕輔助教、佐藤宇史教授、同大学材料科学高等研究所の高橋隆教授らの研究グループは、原子層鉄系高温超伝導体において、質量ゼロの性質を持つ「ディラック電子」を発見しました。この成果は、超高速・超伝導ナノデバイスの実現に道を拓くだけでなく、高温超伝導の発現機構の解明に向けても重要な一歩となります。

本成果は、米国物理学会誌フィジカル・レビュー・Bの注目論文に選ばれ、平成29年12月29日(米国東部時間)にオンライン速報版に掲載されました。

(左図)ディラック電子のエネルギー関係の模式図。(右図)角度分解光電子分光によって得られたFeSe原子層薄膜の電子構造。ディラック電子による円錐型のバンド分散(青線)が観測される。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

<研究に関すること>
東北大学大学院理学研究科物理学専攻
助教 中山 耕輔(なかやま こうすけ)
電話:022-795-6477
E-mail:k.nakayama*arpes.phys.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

東北大学大学院理学研究科物理学専攻
教授 佐藤 宇史(さとう たかふみ)
電話:022-795-6477
E-mail:t-sato*arpes.phys.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

東北大学材料科学高等研究所
教授 高橋 隆(たかはし たかし)
電話:022-795-6417
E-mail:t.takahashi*arpes.phys.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

<報道に関すること>
東北大学大学院理学研究科
特任助教 高橋 亮(たかはし りょう)
電話:022-795-5572、022-795-6708
E-mail:sci-pr*mail.sci.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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