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チオプリン製剤の重篤な副作用の予測に有用であるNUDT15 Arg139Cys遺伝子多型を検出する世界初の体外診断用医薬品(MEBRIGHT NUDT15 キット)の開発に成功

●炎症性腸疾患、白血病、リウマチ性疾患、臓器移植後の治療におけるチオプリン製剤の重篤な副作用の予測に有用なNUDT15(Nudix Hydrolase 15)遺伝子多型を検出するキット(製品名:MEBRIGHT NUDT15 キット、以下「本キット」)を開発し、世界で初めて体外診断用医薬品として製造販売承認(平成30年4月6日)を取得しました(図1)。本キットの新発売は平成30年7月2日を予定しております。

●本キットはチオプリン製剤による治療選択を補助し、最適な治療法の提供や医療費の適正化に貢献するものと期待されます。

●本キットは国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)によるゲノム創薬基盤推進研究事業における研究課題名「チオプリン不耐例を判別するNUDT15 R139C遺伝子多型検査キットの開発を軸とした炎症性腸疾患におけるゲノム実用化フレームワークの確立」の支援を受けて、国立大学法人東北大学(研究開発代表者:角田洋一)と株式会社医学生物学研究所(研究開発分担者:阿部由紀子)らによって開発されました。

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▲図1 本キットの検出対象

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▲図2 NUDT15とチオプリン製剤

問い合わせ先

研究に関すること

東北大学病院 消化器内科

助教 角田 洋一(かくた よういち)

TEL:022-717-7171

Eメール:ykakuta*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

報道に関すること

東北大学病院 広報室

TEL:022-717-7149

FAX:022-717-8931

Eメール:pr*hosp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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