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恐竜型の股関節のつくり方を解明 鍵は胚期における骨盤の反応性の進化

【発表のポイント】

  • 恐竜の最も顕著な特徴の一つとして、骨盤の股関節部分に穴が開いていることが知られている。
  • 本研究では鳥類(恐竜型)や爬虫類(祖先型)の胚を用い、「体のつくり方がどのように変化して、恐竜型の股関節の穴が獲得されたのか」を明らかにした。
  • 胚発生期の関節部分には特殊な細胞群が存在し、股関節部分の穴の有無は、この細胞群に対する骨盤の反応性の違いによって生じることが示唆された。

【概要】

東北大学大学院生命科学研究科の江川史朗博士研究員らのグループは、恐竜の最も顕著な特徴の一つである"骨盤の穴"がどのように形作られるかを明らかにしました。本研究は、胚発生期に特有の現象に着目することで恐竜の形態進化のメカニズムを明らかにした画期的な報告です。本研究結果は、10月17日にRoyal Society Open Science誌(電子版)に掲載されました。

本研究は、文部科学省科学研究費補助金および東北大学学際高等研究教育院の支援を受けて行われました。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科
担当 江川 史朗(えがわ しろう)
Eメール:egawa.shiro*gmail.com(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか(たかはし さやか)
電話番号:022-217-6193
Eメール:lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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