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ミリ秒オーダーの高空間分解能X線CTに成功

【発表のポイント】

  • 高輝度放射光源からの白色放射光と、高感度なX線イメージング法である回折格子干渉法という方法を用いて、超高速X線CT(コンピュータトモグラフィ)を行った。
  • 世界最速となるミリ秒オーダー撮影時間(空間分解能約20 μm)で有機材料のX線CTに成功した。
  • 軽元素から構成される試料のハイスループット3次元可視化や、ミリ秒時間分解能の4次元(3次元+時間)トモグラフィへの応用展開が期待される。

【概要】

東北大学多元物質科学研究所の矢代航准教授は、高輝度光科学研究センターの研究グループとの共同研究により、高感度なX線イメージング法である回折格子干渉法と、強力な白色放射光により、世界最速となるミリ秒オーダー撮影時間(空間分解能約20 μm)で有機材料のX線CT(コンピュータトモグラフィ)に成功しました。本研究成果は、軽元素から構成される試料のハイスループット3次元可視化や、ミリ秒時間分解能の4次元(3次元+時間)トモグラフィへの応用展開が期待されます。

本研究成果は、学術誌「Applied Physics Express」に2018年10月31日付(日本時間)でオンライン公開されました。

図1 木片のCT再構成結果。
(a) Fourier変換法の結果(露光時間8.90 ms)[1]、(b) 縞走査法の結果(露光時間4.43 ms)。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学多元物質科学研究所
准教授 矢代 航(やしろ わたる)
電話:022-217-5184
E-mail:wyashiro*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学多元物質科学研究所
広報情報室(担当:伊藤)
電話:022-217-5866
E-mail:press.tagen*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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