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イネいもち病抵抗性遺伝子Pi54の起源とジャポニカイネにみられる消失

【概要】

東北大学大学院生命科学研究科の東谷篤志教授、博士課程学生の張琳らと、宮城県古川農業試験場の遠藤貴司主任研究員、中込佑介技師らの研究グループは、イネの収量に甚大な被害を及ぼす「いもち病」に対する抵抗性遺伝子Pi54がどのように進化してきたかを明らかにしました。本研究は、インディカ米の幾つかで見いだされているPi54遺伝子の起源は古く、野生イネにおいて重複進化したこと、一方、熱帯を起源とするイネが東北アジアの温帯地域に広がるにつれて、その働きが失われたことを明らかにし、地球規模での温暖化のなかでは同遺伝子の重要性が高まることを示す報告です。本研究成果は、2018年12月5日にRice誌(電子版)に掲載されました。

Pi54いもち病抵抗性遺伝子の起源と進化モデル

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問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科
担当 東谷 篤志 (ひがしたに あつし)、寺西 美佳 (てらにし みか)
Eメール:(東谷) atsushi.higashitani.e7*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
(寺西) m.tera*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか (たかはし さやか)
電話番号: 022-217-6193
Eメール: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

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