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計算材料学センターセミナーシリーズ「スパコンプロフェッショナルNo.20」(2/14開催)

ポスター

計算材料学センターでは、2月14日(木)に下記内容で定例セミナーであるスパコンプロフェッショナルNO.20を開催致します。スパコンプロフェッショナルでは、スパコンの応用事例を紹介すべく、金研で行われている研究テーマに近い話題を選んで、材料、物性、化学のご専門の方々にご講演いただいております。

参加は自由です。ご興味のある方は、是非ご参加ください。

正しい計算材料学のあり方 -間違った理論でも実験は説明出来る-

25年程前、数個の原子を含む単位胞でのみ可能だったバンド計算を実用材料として意味のある系にまで拡張することは極めてチャレンジングな研究対象でした。幸い、本所への材料設計専用スパコン導入に成功し、フラーレンへの原子挿入の第一原理分子動力学シミュレーションを実行し、「計算材料学」という用語を作りました。我々は、他では出来ないレベルでの基礎理論自体の抜本的進展を目指し、系のエネルギー絶対値算定法を開発しました。

さらに、多体問題の困難性、特にハイトラー・ロンドン模型やハバード模型の様な2準位模型の本質的誤りを明らかにしました。例えば、磁性基底状態実現には、電子交換相互作用ではなく空間波動関数の違いが最も効いていることを証明しました。

京の最初の目的や概念仕様策定に関わった経験も含め、将来のスパコンプロフェッショナル育成を目指した話題を提供します。

日時:2019年2月14日(木)14:00 - 15:30

会場:東北大学金属材料研究所 2号館1階ラウンジ

講演者:川添 良幸 先生(東北大学未来科学技術共同研究センター シニアリサーチ・フェロー)

主催:計算材料学センター

協賛:計算物質学人材育成コンソーシアム・ポスト「京」萌芽的課題「基礎科学の挑戦」

事前申し込みは不要です。皆さまのご参加をお待ちしております。

問い合わせ先

東北大学金属材料研究所
計算材料学センター
E-mail:ccmssecr*imr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
URL:https://www.sc.imr.tohoku.ac.jp/index.html
Tel:022-215-2411

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