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ワシントン大学にて次世代放射光施設をテーマにAOSワークショップを開催しました

2019年10月18日(金)、本学と米国・ワシントン大学が共同で設置するアカデミックオープンスペース(University of Washington-Tohoku University : Academic Open Space)*(以下、AOS)の主催により、次世代放射光施設をテーマとしたワークショップを開催しました。このワークショップは、本学キャンパス内に設置され2023年から稼働予定の次世代放射光施設の概要をワシントン大学の研究者に紹介するとともに、新たな活用方法や研究の展開等を探ることを目的に行われたものです。

ワークショップ冒頭、ワシントン大学のGreg Miller工学部長代理から「先日、東北大学を訪問したが、その研究教育の水準とキャンパス環境や利便性は素晴らしいものだった。次世代放射光施設にも大いに期待したい。」と挨拶がありました。本学の早坂忠裕 理事・副学長(研究担当)は、施設の設置背景や概要を説明し、「次世代放射光施設の活用を通じて、両大学の連携を更に深めたい。」と抱負を述べました。また、高田昌樹 総長特別補佐(研究担当)/光科学イノベーションセンター理事長は、当該施設運営の特徴であるコウリション(有志連合)コンセプトという産学連携の新しい仕組みや、利用における研究上の利点等を説明しました。このほか、本学からは3名の教員が参加し、自身の研究における放射光の活用状況や次世代放射光施設の利用で期待できうる研究の展開について紹介を行いました。また、ワシントン大学側からは材料科学のほか、物理学、化学、森林学の研究者16名が、それぞれ放射光を利用した研究や次世代放射光施設への期待について、ピッチ形式で講演しました。

AOSによる本学とワシントン大学との連携は、材料科学、航空宇宙工学、災害科学、看護学に展開されており、今後は次世代放射光施設の活用を通じた様々な分野での研究交流も期待されます。

*ワシントン大学-東北大学 アカデミックオープンスペース(UW-TU:AOS)
ワシントン大学と東北大学における研究教育交流への支援や、シアトル近郊を中心に位置するグローバル企業との連携のほか、各種学術研究交流・産学連携における取り組みを支援する場。2017年4月にワシントン大学材料工学科内に開所。その後、本学工学研究科内にも設置。

早坂理事による概要説明

説明する高田総長特別補佐

ワークショップの様子

ワシントン大研究者との意見交換

問い合わせ先

次世代放射光施設について:
研究推進部研究推進課次世代放射光施設利用推進支援室
TEL:022-217-4837
E-mail:next3gev*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

AOSについて:
総務企画部国際企画課国際事業係
TEL:022-217-4844
E-mail:kokusai-r*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

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