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東北大学とデンソー、量子アニーリングマシンを活用した工場内の無人搬送車の効率的配送技術を発表

【ポイント】

  • 量子アニーリングと呼ばれる組合せ最適化技術を用いて、工場内の無人搬送車の効率的配送技術を発案。
  • 高速な量子アニーリングマシンの特性を活かしたリアルタイム制御が可能である。
  • 既存の手法と比較して、工場内稼働率を15ポイント上昇させることをシミュレーション上で確認した。

【概要】

東北大学では量子アニーリング技術の普及、産業応用を推進し、多くの企業との産学連携を進めています。産業界が注目している"膨大な数の候補の中から最善の選択を見つけ出す「組合せ最適化問題」"を速やかに解く量子アニーリング技術に関し、この度、工場内の無人搬送車の移動(配送)制御の「組合せ最適化問題」を高速な量子アニーリングマシンで解き、リアルタイム制御と工場内稼働率向上を実証した研究結果を公開し、最も実用に近いと国際的に高い評価を得ました。

現実社会へこの方式を適用すると、あらゆるサービスの効率化につながる多様な応用例が期待できます。引き続き本研究成果を始め、産業界へ基礎技術の応用を推進していきます。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院情報科学研究科
担当 大関 真之
電話:022-795-5846
E-mail:mohzeki*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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