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義歯の安定性向上や歯周病改善が期待できる革新的技術の開発 - 生体材料単独によって骨を盛り上げる骨造成技術-

【発表のポイント】

  • 生体材料単独で痩せた骨を盛り上げる革新的骨造成注1技術を開発した。
  • 適切な骨造成には「形状維持」と「新生骨形成」の2つが必要だが、これまで両立させることが困難であった。
  • 今回開発した骨造成技術を歯科治療に適用することで、義歯の安定性向上や歯周病の改善が期待される。

【概要】

東北大学大学院医工学研究科の骨再生医工学分野鎌倉慎治(かまくら しんじ)教授らのグループは、歯科治療等で行われる骨造成のための生体材料の作製方法を改良することによって、生体材料のみで骨造成を可能にする新規技術を開発しました。本研究は、生体材料単独で骨造成が可能なことを示し、その簡便な方法による義歯の安定性向上や歯周病治療の改善が期待されます。

本研究成果は、2020年4月2日に国際科学誌Journal of Biomedical Materials Research Part B: Applied Biomaterials(電子版)に掲載されました。

図1.改良した生体材料単独による骨造成
既に存在している骨の上に生体材料を埋入し、骨を盛り上げる

【用語解説】

注1. 骨造成:骨の表面に、より積極的に骨を盛り上げる技術。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院医工学研究科骨再生医工学分野
教授 鎌倉 慎治 (かまくら しんじ)
電話番号:022-717-8235
E-メール:kamakura*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

(取材に関すること)
東北大学大学院医工学研究科
電話番号:022-795-5826
E-メール:bme-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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