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東北大学を元気づけるスローガンコンテストを実施しました

東北大学グローバルラーニングセンターでは、学生・教職員が一体となって東北大学を元気づけるために、また一人一人が新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大防止に努めるために、学内構成員からスローガンを募集しました。

短い募集期間にも関わらず、多くの方々に関心を持っていただき、日本語部門、英語部門合わせて135件の応募がありました。入賞作品と最優秀賞受賞者のスローガンに込めた思い、審査委員長の講評、そして医学系研究科押谷仁教授からのコメントを紹介します。

日本語部門

【最優秀賞】逆境じゃない,変革のチャンスだ。

コロナウイルスの影響で、オンライン授業になったり、課外活動がなくなったりと制約が多い中ですが、東北大学の一員として一丸となって窮地を乗り越えていければと思っています。(前田淳朗、工学研究科)

【優秀賞】
  • はなれて守ろう元気なからだ 合わせて作ろう未来のちから(佐藤楓、教育学部)
  • 東北から、アフターコロナの未来を創る(北山智沙子、医学部)
  • 今こそ自分を変える時。(髙藤実結、工学部)
  • 引きこもってるんじゃない、世界中が大学になっただけだ。(大和田美沙子、工学部)
  • 今は心で繋がろう。またいつか手を繋げる日まで。(靏林花音、農学部)

英語部門

【最優秀賞】Time to Unite ~Tohoku University~

正解が必ずしもはっきりと見えないコロナとの闘い。全員がひとつになることがまずは最重要。様々な意見や考えを出し合い、目標に向かってひとつになる、それが世界をリードする東北大学の在り方だ。そんな思いを、大学の頭文字に乗せてみました。(伊藤一真、医学部)

【優秀賞】
  • Stay Home, Raise Hope(湊 洵菜、文学部)
  • Close your door. Don't close your heart. Stay in touch.(Zhang, Yinghui、教育学研究科)
  • Distant but united we will all stay safe(Lucas Heiki Matsunaga、国際文化研究科)

審査委員長の講評
山口昌弘グローバルラーニングセンター長、副学長(教育改革・国際戦略)

日本語部門、英語部門の両方に応募くださった方もいらっしゃいました。日本語、英語共に、非常にユニークかつ東北大学にふさわしい作品がたくさん寄せられました。様々な行動制限があるなかでも前向きに未来を見ている学生、教職員の思いに胸をうたれました。

この感染症に対しては長期にわたる対応が必要と言われています。今は、これまでの行動様式を見直し、ウィルスと共存しながら、新しい生活スタイルを実践していくときではないかと思います。教育は全てオンラインで進められています。本センターでは、ピンチをチャンスと捉え、オンラインを舞台とした新しい国際教育、留学交流を生むべく戦略を立て実践していく所存です。今回、入賞となったスローガンは、今後の本センターの企画するプログラムや活動に使用し、皆さんと共に教育の国際化をより一層推進して参りたいと思います。また、選出されたスローガンが、本学の学生・教職員が心を一つにし、この難局を乗り切って行くための、一つのきっかけとなることを願っております。

医学系研究科 押谷仁教授のコメント

新型コロナウイルスの流行拡大とともに外出や移動の自粛が続いています。国内の流行状況はいったん落ち着いてきていますが、短期的には国内からこのウイルスがなくなる可能性は低く、元通りの生活にすぐ戻ることはできないと考えられます。東北大学の学生もこれまでの学生生活を送れず、講義やサークル活動などもさまざまな制約の中で実施せざるをえない状況です。特に海外留学を夢見て入学した学生には、海外との交流が実質的に途絶えた今の状況は大きなショックだと思われます。

私はこのウイルスに対応するために2つの重要な点があると考えています。1つ目は、すべての人がこの問題に真摯に向き合い、これからどう行動していくかを真剣に考えていくことです。もう1つは、このような状況下であっても人々が国や地域の枠を越えて繋がっていけるかです。国内でも国際的にも社会や国を分断するような動きが見られていますが、人々の連繋なしにはこの問題を克服することはできません。

今回、「東北大学を元気づけるスローガン」に応募された作品を見て、東北大学の学生・職員がこの問題に真摯に向き合い、決して下を向くことなく未来の社会の変革の必要性まで考えていること、さらに厳しい状況下にあっても広い視点から人と人の繋がりに希望を持っていることに明るい光を見た気がしています。

With Coronaの社会はまだしばらく続きます。当面はBefore Coronaの社会に戻ることは難しいと考えられます。仮に今回の新型コロナウイルスが終息したとしても、After Coronaの社会は感染症だけはなくさまざまなリスクに強く、かつ持続可能な社会にしていく必要があります。そのような社会を創るために東北大学の学生・職員が果たすべき役割は大きいと私は考えています。

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問い合わせ先

高度教養教育・学生支援機構グローバルラーニングセンター(渡部)
E-mai:rumi.watanabe.c5*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

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