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カーボンより黒いのに電気を流さないセラミックス薄膜を開発 -タッチパネルで高級感のある黒色が実現可能に-

【発表のポイント】

  • 両立が難しい光学的黒さと高い電気抵抗を実現したセラミックス薄膜を開発
  • IoT・家電・車載機器などのタッチパネルで高級感の漂う黒色を表現可能な新素材

【概要】

タッチパネルはスマートフォンなどに用いられ、情報化社会に不可欠なデバイスです。東北大学大学院工学研究科の博士課程後期1年山口実奈、高村仁教授らの研究グループは日本電気硝子株式会社との共同研究により、タッチパネルを高性能化する真っ黒でありながら電気を流さないセラミックス薄膜の開発に成功しました。従来、黒色と電気的絶縁性の両立は困難でしたが、この薄膜はカーボンよりも黒く、同時に金属より約100万倍大きい電気抵抗を示します。この薄膜は電源オフ状態で高級感のある真っ黒な外観のタッチパネルが実現できるため、家電製品や車載機器への応用が期待されます。

図1 黒いのに電気を流さないセラミックス薄膜の外観と電子顕微鏡写真

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

<研究に関して>
東北大学大学院工学研究科 知能デバイス材料学専攻
教授  高村 仁
TEL: 022-795-3938
Email: takamura*material.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

<報道に関して>
東北大学工学研究科・工学部 情報広報室
Email: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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