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本学歯学部の国際協同教育取組みが台湾・高雄医科大学学長から表彰されました

新型コロナウイルス感染症の流行は、歯学教育のあり方にも大きく影響を及ぼしています。

学部教育ではオンラインと対面授業を併用するハイブリット型を導入している一方、実践が必須である専門科目の実習においては、オンライン形式は現実的には難しい状況にあります。ようやく後期授業より、東北大学行動指針(BCP)レベルの引き下げとともに対面実習は再開しつつありますが、海外から出入国制限は続いており、台湾出身の歯学部学生LIUさんは、一時帰国から日本に戻ることができず、専門科目の実習に参加できなくなっていました。そこで、本学部国際連携推進部門が中心となって部局間連携校である台湾の高雄医科大学と話し合い、実習の一部を同大学歯学部で受けることができるよう合意しました。具体的には双方の実習内容・シラバスを共有化することで、同等レベル・内容の実習を受けることを可能としています。

本取り組みは、国際協同による歯学教育展開の新たな取り組みとして高雄医科大学から高く評価され、コロナ禍における高等教育の「グッドプラクティス」として高雄医科大学Jong学長から表彰されました。

本事業は、ニューノーマル時代における国際協同歯学教育の先例となるとともに、海外連携校を含む今後の協同教育形態の形成に大きく寄与するものと期待されます。

右から高雄医科大学Tzer-Min Lee歯学部長、本学歯学部3年生Liuさん、高雄医科大学Yun-Jyh Jong学長、高雄医科大学歯科保存科Ker-Kong Chen主任教授

問い合わせ先

歯学研究科・歯学部 広報室
E-mail : den-koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください。)

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