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新型コロナウイルス感染症流行下における看護職の精神健康ケアの必要性増 看護職の約4割が新型コロナによる離職意向を示す

【本学研究者情報】

〇本学代表者所属・職・氏名:大学院医学系研究科看護管理学・教授・朝倉 京子
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 昨今の新型コロナウイルス感染症流行下で、病院勤務の看護職の精神健康の状態が悪化していることが明らかとなった。
  • 新型コロナウイルス感染症の流行は、その程度の大小にかかわらず看護職の精神健康にネガティブな影響をもたらしている。
  • 約42%の看護職が、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、「看護職の仕事を辞めたいと思った、自信がなくなった」と回答しており、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響が、看護職の離職を促す可能性が懸念される。

【概要】

昨今の新型コロナウイルス感染症流行下では、医療従事者の精神健康(メンタルヘルス)の維持が重要な問題となっています。東北大学大学院医学系研究科の看護管理学分野朝倉京子教授らのグループは、新型コロナウイルス感染症流行の拡大時における看護職の精神健康の変化と離職意向の状態を明らかにしました。本研究は、体系的な調査手法を用いて、日本の病院勤務の看護職の精神健康と離職意向のレベルを初めて明らかにした重要な報告です。本研究の結果は、新型コロナウイルス感染症流行下における看護職の精神健康ケアの必要性に警鐘を鳴らすものであり、新型コロナウイルス感染症の流行拡大時の医療体制の維持に関する政策決定や勤務病院等での対策について、大きく寄与するものと期待されます。

図1. 看護職の精神健康の分布

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院医学系研究科看護管理学分野
教授 朝倉京子(あさくら きょうこ)
電話番号:022-717-7932, 8674
Eメール:asakura*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(取材に関すること)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
電話番号:022-717-7891
FAX番号:022-717-8187
Eメール:pr-office*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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