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次世代放射光施設を中核としたリサーチコンプレックス形成強化-コアリションメンバー「プラチナ会員」加入を決定-

【発表のポイント】

  • 地域パートナーである東北大学の役割を達成するための取組を一層加速化させるべく、コアリションメンバー「プラチナ会員」の加入を決定しました。
  • 本学の総合知を結集した戦略的研究を推進し、我が国全体の研究力強化と次世代放射光施設の価値創造に貢献するとともに、次世代放射光施設を中核としたリサーチコンプレックスの形成を強力に推進します。

【概要】

国内初となる大型研究基盤整備の仕組みである官民地域パートナーシップ※1により東北大学青葉山新キャンパスに次世代放射光施設の建設が進んでいます。

地域パートナーである東北大学の役割の一つは、「研究力強化、社会連携等の一層の強化を計画的に進め、学内の産学連携施設等を積極的に活用するとともに、隣接するエリアに放射光を利用する企業の活動拠点を設置できるサイエンスパークの整備を検討する。」ことです。

これまで本学では、「建設用地の提供」に加え、令和元年10月の「国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)」の新設、SRISによる「コアリションビームライン7本の設計等に係る技術的・人的支援」等により、地域パートナーとして貢献してきました。また、企業誘致を加速化させるべく「放射光関連の研究に特化した研究棟」を概算要求し、令和3年度に予算化され、建設に向けて着手したところです。[総額32億円の貢献]

このたび、本学の役割を達成するための取組を一層加速化させるべく、コアリションコンセプト※2に基づくコアリションメンバーとして、マシンタイム優先順位1位の「プラチナ会員(2.75億円)」の加入を決定しました。

この加入によって、次世代放射光施設を核とする計測科学・データ科学の強化とともに、SRISを中心とする本学の総合知を結集した戦略的研究を推進することにより、我が国全体の研究力強化と次世代放射光施設の価値創造に貢献していきます。

加えて、東北大学サイエンスパーク構想※3に基づき、国内外の研究機関や産業界から最先端研究ユニットを積極的に誘致することで、次世代放射光施設を中核としたリサーチコンプレックス※4の形成を強力に推進します。

【用語解説】

※1 次世代放射光施設の整備・運用に関する詳細の具体化は、地域パートナー(一般財団法人光科学イノベーションセンター(代表機関)外部サイトへ、宮城県、仙台市、一般社団法人東北経済連合会、東北大学)が、国の主体である国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構と共に、官民地域パートナーシップの下で協力して進めています。(令和5年度稼働予定)

※2 これまで放射光と縁がなかった企業や学術がイノベーションを起こすことを目的として、次世代放射光を活用するための仕組みとしてコアリション(有志連合)を結成し、課題と出口イメージを共有してサイエンス面を支援する新たな産学連携の仕組みです。

※3 東北大学キャンパスにおいて、産学官が結集して大学とともに社会価値創造を行う共創の場の整備を目指します。

※4 世界に誇るイノベーション創出を目指し、地域に集積する産・学・官・金のプレイヤーが、国内外の異分野融合による最先端の研究開発、成果の事業化、人材育成を一体的かつ統合的に展開するための複合型イノベーション推進基盤の形成を指します。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

東北大学研究推進部研究推進課
次世代放射光施設利用推進支援室 
担当 鈴木、花島
電話 022-217-4837
E-mail kenkyo-kikaku*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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