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東北大学とNEC、マテリアルズインテグレーションシステムによる 航空機用複合材料開発シミュレーションのサービスを提供開始 ~スーパーコンピュータを活用し、高機能材料開発に貢献~

【本学研究者情報】

〇大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 教授 岡部朋永
研究室ウェブサイト

【概要】

国立大学法人東北大学 大学院工学研究科(注1)、同 大学院情報科学研究科(注2)、同 サイバーサイエンスセンター(注3)、日本電気株式会社(注4、以下NEC)は、航空機の機体・エンジン等において主要構造材料として利用されている炭素繊維強化プラスチック(CFRP、注5)およびそれを用いた構造の開発を加速すべく、スーパーコンピュータを活用したマテリアルズインテグレーションシステムCoSMIC(Comprehensive System for Materials Integration ofCFRP)によるシミュレ―ションのサービスを2022 年5 月から提供開始します。

本システムは、内閣府が主導する戦略的イノベーション創造プログラム(注6)「統合型材料開発システムによるマテリアル革命」の成果(注7)によるもので、利用者インタフェース、CFRP 材料・構造開発をサポートするためのシミュレーション、実行プラットフォームから構成されています。

また、本システムにおけるシミュレーションは、産学官で連携して航空機開発を中心とした複合材産業の発展に寄与するために設立されたCoSMIC 利用促進委員会(注8)を通して最新の研究成果として公開されています。

図 CoSMIC について

【用語解説】

(注1) 所在地: 宮城県仙台市、研究科長: 湯上 浩雄

(注2) 所在地: 宮城県仙台市、研究科長: 加藤 寧

(注3) 所在地: 宮城県仙台市、センター長: 菅沼 拓夫

(注4) 本社: 東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO: 森田 隆之

(注5) 炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastic):
炭素繊維とプラスチックの複合材料。軽量・高硬度・高剛性という特徴を持ち、主に航空機の機体等に利用されている。

(注6) 戦略的イノベーション創造プログラム:
総合科学技術・イノベーション会議が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために新たに創設するプログラム。
内閣府ウェブサイト外部サイトへ

(注7) 東北大学とNEC、スーパーコンピュータを活用して航空機用複合材料開発を加速する
   マテリアルズインテグレーションシステムの研究開発を開始
NECウェブサイト
外部サイトへ

(注8) CoSMIC 利用促進委員会:
CoSMIC の維持・発展及びCFRP 産業の発展に寄与することを目的として東北大学を拠点としたコンソーシアムの設立を計画しており、その準備会合として設立。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

<研究に関すること>
東北大学大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻
教授 岡部 朋永
同 助教 川越 吉晃
電話: 022-795-6981
Email: tomonaga.okabe.a8*tohoku.ac.jp,
    kawagoe*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

東北大学大学院情報科学研究科
情報基礎科学専攻 教授 小林 広明
電話: 022-795-7010
Email: koba*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

<報道に関すること>
東北大学大学院工学研究科 情報広報室 沼澤
電話: 022-795-5898
Email: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

東北大学大学院情報科学研究科 広報室 佐藤
電話: 022-795- 4529
Email: koho*is.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

東北大学情報部情報基盤課総務係 伊藤
電話: 022-795- 3407
Email: cc-som*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

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