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高磁場による金属プラズマの発生 ~材料プロセスの革新へ~

【本学研究者情報】

大学院工学研究科 応用化学専攻 助教 福島潤
研究者ウェブサイト

【概要】
 豊橋技術科学大学電気・電子情報工学系 教授 藤井知 及び東北大学大学院工学研究科応用化学専攻 助教 福島潤らは、液体やガスを使わず、マイクロ波共振器で形成される高磁場のみにより、固体金属から直接放出される金属イオンと電子によりプラズマが発生し、その維持ができることを発見しました(図1)。MgイオンやCaイオンはその内部エネルギーが大きいことから、金属酸化物の還元材として利用でき、従来に比べ、大幅な省エネルギー化を達成することができると期待されております。

 本成果の論文は、AIPアメリカ物理学協会出版局AIP Publishingで1月31日に公開されました。

また、本成果は、株式会社フルヤ金属と共に取り組んでいる「NEDO先導研究プログラム/マテリアル・バイオ革新技術先導研究プログラム」の採択事業である「酸化スカンジウム 精錬技術の高度化に向けた装置開発と応用」の最終目標達成へ寄与するものとなっています。

図1 金属直接励起プラズマ(AIP-advancesにてFeatured Article,2023)

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関して)
東北大学大学院工学研究科 応用化学専攻
助教 福島 潤
電話 022-795-7226
Email jun.fukushima.d5*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院工学研究科 情報広報室
担当 沼澤 みどり
TEL 022-795-5898
E-mail: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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