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クラウドを活用した次世代型研究者データベースを構築 -AWS上のデータレイクでエビデンスベースの業績評価を効率化 -

【発表のポイント】

  • 学内外の研究者情報をAWS上のデータレイク(注1)で効率的に集積します。
  • 多面的でエビデンスベースな研究・教育業績評価を自動化・効率化します。
  • 2023年4月よりデータベースの本格稼働を開始します。
  • 世界と伍する研究大学のためのデータベースとして運用します。

【概要】

現在、大学には国際的プレゼンス向上、若手研究者の登用、多様性と包摂性、産学連携推進など、様々な課題があります。これら課題解決の一助として、研究者の多様な業績を効率的に集積し、エビデンスベースで評価・分析するシステムの構築が求められています。東北大学(総長:大野 英男)は、学外の論文情報データベースと、学内に蓄積された人事・研究費・教育実績等の多種多様なフォーマットのデータをアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)(注2)のクラウドサービスで構築したデータレイクに集約し、瞬時に評価・分析・可視化が可能なシステムを開発しました。これにより、論文被引用数等の画一的指標に限らず、共同研究、学生指導、管理運営の実績が自動的に集積され、より多面的でエビデンスベースな研究者の評価・分析が可能となりました。同時に、大学経営戦略のDX、研究者の研究時間確保への貢献も期待されます。

図1 AWS上のデータレイクで構築された研究者データベースの模式図

【用語解説】

注1. AWS上のデータレイク:
AWSが提供するクラウドサービスを活用した、すべての構造化データと非構造化データを保存することができる一元化されたレポジトリ。様々なデータをそのままの形式で保存し、データ処理、可視化、リアルタイム分析、機械学習などを実行することで的確な意思決定に役立てることができる環境。

注2. アマゾン ウェブ サービス(AWS):
2006年より同名の企業がグローバルに提供するクラウドサービス。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(取材に関すること)
東北大学 総長・プロボスト室
担当 安孫子 寛樹
TEL: 022-217-4805
E-mail: hyoka*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)


(技術に関すること)
東北大学大学院工学研究科
総長特別補佐(大学改革担当)
教授 高村 仁
TEL: 022-795-3938
E-mail: takamura*material.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

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