本文へ
ここから本文です

惑星はいつ誕生するのか 〜惑星形成の最初期段階を捉える〜

【本学研究者情報】

〇大学院理学研究科天文学専攻
准教授 富田 賢吾(とみだ けんご)
研究者ウェブサイト

【概要】

 台湾中央研究院の大橋永芳氏を中心とする国際研究グループは、地球の近傍に位置する、星形成開始から1-10万年程度の初期段階にある19の原始星について、アルマ望遠鏡を用いてこれまでにない高い解像度で周囲の円盤を観測し、円盤の詳細な構造を系統的に調べました。その結果、原始星周囲の円盤では、星形成の比較的後期段階にある原始惑星系円盤と比べ、惑星系形成の兆候は見られないか、見られても原始惑星系円盤ほど惑星系形成は進んでいないと推測されました。今回の結果から、惑星系形成は中心の恒星の形成開始10万年後から100万年後ぐらいにかけて急速に進むと考えられ、惑星形成の最初期段階を捉えた本研究は「惑星系がいつ形成されるのか」という問いへの理解を深めるものです。

原始星周囲の円盤の想像図 Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院理学研究科天文学専攻
准教授 富田 賢吾(とみだ けんご)
TEL: 022-795-6507
E-mail:kengo.tomida.b7*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院理学研究科 広報・アウトリーチ支援室
TEL: 022-795-6708
E-mail:sci-pr*mail.sci.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

sdgs_logo

sdgs04

東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

このページの先頭へ