本文へ
ここから本文です

世界初の宇宙実証へ向け、小型人工衛星を地球に帰還させるための高推力&経済性&安全性を兼ね備える"ハイブリッドスラスタ"、軌道離脱に必要な長時間燃焼に成功

【本学研究者情報】

学際科学フロンティア研究所 新領域創成研究部
助教 齋藤勇士
研究者ウェブサイト

【概要】

 株式会社ElevationSpace(代表取締役CEO:小林稜平、読み:エレベーションスペース、以下「ElevationSpace」)と国立大学法人東北大学学際科学フロンティア研究所(所長:早瀬敏幸、以下「学際研」)の齋藤勇士助教は、宇宙で実証・実験を行った後に地球へ帰還することができる無人小型衛星で実用化を目指すハイブリッドスラスタについて、軌道離脱に必要となる長時間の燃焼に成功しました。

 軌道離脱を実現するような高い推力と、小型衛星に搭載可能な大きさ、経済性、安全性を兼ね備えるハイブリッドスラスタは、世界でも宇宙実証に至っている例がなく(※)、ElevationSpaceが2025年に打ち上げを予定している無人小型衛星で世界に先駆けた実用化を目指します。

 また、本ハイブリッドスラスタは、打ち上げ数の急増する小型衛星市場で高い需要が見込まれるほか、月以遠への高頻度な宇宙探査実現にも寄与すると考えられ、今後も、国が「宇宙基本計画」で掲げる宇宙産業市場の拡大や宇宙開発領域における国際競争力向上に貢献できるよう、研究開発を加速していきます。

 

燃焼試験時の写真





20238月 株式会社ElevationSpace調べ

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学学際科学フロンティア研究所
助教 齋藤勇士(さいとう ゆうじ)
TEL: 050-7788-1561
Email: yuji.saito*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
   

(報道に関すること)
東北大学学際科学フロンティア研究所 企画部
特任准教授 藤原英明(ふじわら ひであき)
TEL: 022-795-5259
Email: hideaki*fris.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

sdgs_logo

sdgs09sdgs12

東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

このページの先頭へ