本文へ
ここから本文です

「半導体テクノロジーシンポジウム ーALL Japanによる半導体人材ー」を開催いたしました

東北大学は12月15日、半導体産業の発展に欠かせない人材育成について、産官学のキーパーソンが課題を掘り下げ、今後のあるべき方向性を探ることを目的に、東京ビッグサイト(東京都)にて『半導体テクノロジーシンポジウム‐ALL Japanによる半導体人材‐』を開催しました。本シンポジウムは、国内における半導体関連の最大規模となるイベント「SEMICON JAPAN 2023」(12月13日~15日)の一環として、メインステージのSuper THEATERにて執り行いました。

本学は、2021年6月1日に「半導体テクノロジー共創体」を立ち上げ、世界の研究機関及び企業と共創し、我が国のみならず世界の半導体研究の強化に貢献することを表明しました。昨年2022年11月28日に東京都内で開催した「半導体テクノロジーシンポジウム‐日本の半導体の基盤強化とさらなる飛躍に向けて‐」では、半導体にかかわる国内外の第一線の方々にご登壇いただき 、産官学が一丸となり、日本の半導体産業基盤の強化発展に向けて新たな一歩を踏み出す機会となりました。

今年は「SEMICON JAPAN」に場所を移し、より多くの皆様の前で、産官学のトップリーダーが、次世代半導体のプロフェッショナルグローバル人材の育成に向けた取り組みを紹介しました。

本学大野英男総長による開会挨拶に始まり、SEMICON JAPANを取り仕切るSEMIジャパンの浜島雅彦代表、ご来賓の野原諭 経済産業省商務情報政策局長、永井雅規 文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当)から、それぞれご挨拶を頂戴しました。

その後、LSTCの五神真アカデミア代表から『AI for Science -先端半導体が拓く成長機会-』、IBMのMukesh Khare GM: IBM Semiconductor & VP: Hybrid Cloud Researchから『Creating the Future of Sustainable Computing』、Rapidus株式会社の小池淳義代表取締役社長から『Rapidusの考える人材育成』、とそれぞれ題したご講演をいただき、本学国際集積エレクトロニクス研究開発センター長の遠藤哲郎教授からは『スピントロニクス省電力半導体によるゲームチェンジとカーボンニュートラルへの貢献』と題し、大学における取組事例の紹介を行いました。

続いて行われた第1部のパネルディスカッションには、LSTCの東哲郎理事長や経済産業省商務情報政策局の金指壽 情報産業課長、東京大学の池田誠教授、Rapidus株式会社の小池淳義代表取締役社長がパネリストとして登壇し、SEMIジャパン 浜島代表がモデレーターとなり、「先端半導体開発に向けた教育と国際連携について」というメインテーマに沿って活発な議論が交わされました。

続いて、アカデミアの取り組みを紹介する第2部では、北海道大学 村山明宏半導体拠点生成推進本部副本部長、本学マイクロシステム融合研究開発センター長 戸津健太郎教授、東京大学 池田誠教授、東京工業大学 若林整教授、名古屋大学 須田淳教授、大阪大学 森勇介教授、広島大学 寺本章伸教授、九州大学 金谷晴一教授、熊本大学 宇佐川毅理事・副学長、佐世保工業高等専門学校 中島寛校長の9大学と1高専による半導体人材育成の取り組みについてのショートプレゼンテーションののち、このアカデミア代表10名によるパネルディスカッションにて、「半導体人材育成においてアカデミアは産業界の期待にどのように応えていくか」というメインテーマのもとにそれぞれの考えや取り組み、さらには今後の展望について意見交換を行いました。

最後に、東哲郎・LSTC理事長より閉会のご挨拶をいただき、総勢700名近くの方々にご参加いただいた本シンポジウムは盛会の内に幕を閉じました。

開会挨拶|大野英男 東北大学総長

来賓挨拶|野原諭 経済産業省商務情報政策局長

来賓挨拶|永井雅規 文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当)

講演|Mukesh Khare GM: IBM Semiconductor & VP: Hybrid Cloud Research

パネルディスカッション第1部(産学官トップパネル)

パネルディスカッション第2部(アカデミアパネル)

閉会挨拶|東哲郎 LSTC理事長

会場内の様子

問い合わせ先

東北大学半導体テクノロジー共創体
Email: semicon.tu*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ