本文へ
ここから本文です

塩化物による強誘電と強磁性の同時熱制御 ―塩化物におけるマルチフェロイックスの開拓―

【本学研究者情報】

〇大学院理学研究科物理学専攻
助教 青山拓也
研究者詳細

【概要】

 強誘電性と強磁性を併せ持つマルチフェロイック材料は、次世代情報記憶デバイスとしての可能性から、過去20年間に大きな進展がありましたが、その対象はほぼ酸化物に限られていました。京都大学大学院工学研究科の朱童特定助教、高津浩准教授、セドリック・タッセル准教授、陰山洋教授、ノースウェスタン大学、東北大学、大阪大学、高エネルギーアクセラレータ研究機構との共同研究により、マルチフェロイック特性を示すペロブスカイト塩化物を発見しました。従来の酸化物では電場や磁場で制御されていましたが、塩化物を用いることで温度での制御に初めて成功しました。塩化物の柔軟性に加え、より低い電荷の金属を用いることができるなど材料開発の幅を大きく拡げ、実用的なデバイスの開発を促進するものと期待されます。

 本成果は、Nature Materials誌に2024151000現地時間に掲載されました。

 

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院理学研究科物理学専攻
助教 青山 拓也(あおやま たくや)
電話:022-795-6488
Email:takuya.aoyama.b6*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院理学研究科
広報・アウトリーチ支援室
電話:022−795−6708
Email:sci-pr*mail.sci.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

sdgs_logo

sdgs09

東北大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

このページの先頭へ