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パワーエレクトロニクスに革新的進歩をもたらす新磁性材料の実現へ 磁気コアの超小型・軽量・低損失化を実現する極薄箔磁性材料を実現

【本学研究者情報】

〇電気通信研究所 教授 石山和志
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • パワーエレクトロニクス回路に用いる磁気コア材料として鉄に重量比6.5%の珪素を混ぜた合金6.5wt%SiFe合金が適していることが知られていた。
  • しかし6.5wt%SiFe合金は磁気特性は優れているものの加工が困難であるため磁気コアに加工することは不可能とされてきた。
  • 液体急冷法と冷間圧延法を組み合わせた新しい手法により、厚さ2ミクロンの超薄箔を実現し、6.5wt%SiFe合金の磁気コア応用への道筋が開かれた。
  • 高周波化が進むパワーエレクトロニクス回路の小型化低損失化に大きく貢献することが期待される。

【概要】

丸嘉工業株式会社は、東北大学電気通信研究所石山和志教授、および豊田工業大学工学部藤﨑敬介教授と実施した共同研究により、電気自動車など高周波化が進むパワーエレクトロニクス回路の小型・軽量・低損失化に大きく貢献できる革新的進歩をもたらす新磁性材料の実現を発表しました。

なお、本研究成果は、日本時間2024年3月15日(金)公開のJournal of Magnetism and Magnetic Materialsに掲載されました。

図1.液体急冷法により作製した19 μm厚の6.5wt%Si-Fe合金

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学電気通信研究所
教授 石山和志(いしやま かずし)
電話: 022-217-5487
Email: kazushi.ishiyama.d8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学電気通信研究所総務係
TEL: 022-217-5420
Email:riec-somu*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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