2024年 | プレスリリース・研究成果
強磁性窒化鉄系ボンド磁石を開発
【本学研究者情報】
〇大学院工学研究科 技術社会システム専攻
教授 中村健二
研究室ウェブサイト
【概要】
三恵技研工業株式会社(所在地:東京都北区、代表取締役社長:長谷川彰宏、以下「三恵技研」)、株式会社Future Materialz(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:京藤倫久、以下「FMC」)、および国立大学法人東北大学大学院工学研究科(所在地:宮城県仙台市、大学院工学研究科長:伊藤彰則、以下「東北大学」)は、小型モータ向けの新しいボンド磁石を開発し、そのボンド磁石を用いた小型モータがネオジムボンド磁石と同等の特性を有することを明らかにしました。この磁石は、「レアアースを全く含まない強磁性窒化鉄の活用」、および「ネオジム採掘時の副産物であるサマリウムの有効活用」という特徴を有します。従来のネオジム磁石と同等の性能を維持しながら継続的な生産が可能で、資源リスクの低減と持続可能なサプライチェーン構築に寄与します。
本成果は、第48回日本磁気学会学術講演会(2024年9月24日 ~ 27日、会場:秋田大学)、および34th FINETECH JAPAN (2024年10月29日 ~ 31日、会場:幕張メッセ、ブース番号:21-30 )にて発表する予定です。
図1. 強磁性窒化鉄系ボンド磁石
問い合わせ先
東北大学大学院工学研究科
教授 中村 健二
TEL: 022-795-7053
Email: kenji.nakamura.a8*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)
東北大学大学院工学研究科情報広報室
担当 沼澤 みどり
TEL: 022-795-5898
Email: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)
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