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昨年度2月、大学院工学研究科の久保研究室に学生広報スタッフ・小滝が訪問しました!
理系の学生は普段どのように研究に取り組んでいるのでしょうか?
文系学生の視点から、理系の研究室の雰囲気をお届けします!
(文責:学生広報スタッフ 小滝)
「ゆるっとゼミ訪問」とは
学生広報スタッフが、気になる研究室に突撃してゆるっと紹介する企画です。
第2弾の今回は、同じく学生広報スタッフの青山敦さんが所属する久保研究室にお邪魔しました!
久保研究室とは
久保正樹教授と斎藤高雅助教の2名の教員と、院生12名、学部生5名(2025年2月現在)などで構成される研究室です。
金属やセラミックスなど、材料を製造するプロセスを対象に、各種光学手法による観察・計測、コンピュータを駆使した数値シミュレーションを用いた研究を進めています。装置内の輸送現象をミクロからマクロまでの様々なスケールにわたって理解することで、製品の構造や機能を制御するための材料製造プロセスの設計・最適化を目指しているそうです。
久保研究室(以下、久保研)では、日々の研究活動のほか、全員が参加する「セミナー」や、テーマごとに少人数で話し合う「報告会」などを行っています。
研究以外にも、運動会や駅伝大会、卒業直前の分散会など様々な年間行事があるそうです。
研究手法は様々で、実際に実験したり、コンピュータでシミュレーションしたりと使い分けているようです。
下の写真左側は、マイクロピペットで試薬を移している様子。
この時は安全のために水でしたが、普段は反応液(有機溶媒)に添加剤を加えているそうです。
右は「恒温水循環装置」という水槽を定温に保つ装置。
使用の際は25℃を保って溶液の変化を見るそうです。
所属学生に突撃!
久保研に所属する学部生3名、院生3名にインタビューをしました!
(学年は全て取材当時、表記参考 B1:学部課程1年生、M1:修士課程1年生)
Q1.研究内容をざっくり教えてください!
吉川さん(B4):
高性能な銀のナノ粒子を合成する研究をしています。超音波を用いて粒子を合成し、合成したサンプルを分析しています。
Ronaldさん(B4):
界面構造で生じるナノ粒子の分散・凝集制御について、分子動力学シミュレーションを用いて研究しています。
三浦さん(B4):
高分子の薄膜にナノ粒子(非常に小さな粒子)を入れた「高分子ナノコンポジット薄膜」という材料の研究をしています。電子顕微鏡などで薄膜の断面を観察し、内部構造とその形成条件の関係性を調べています。
髙橋さん(M1):
学部時代は、他大学でシミュレーションを用いて管内の流れを研究していました。大学院では、より小さなスケールでのシミュレーションに取り組んでいます。
益田さん(M1):
超音波を使って、機能性のある高分子化合物を作っています。超音波を用いることで、少ない薬品や安全な条件で反応させることができるのがメリットです。
佐藤さん(M2):
材料の表面を対象に、分子や原子の動きをシミュレーションで解析しています。
「ナノ粒子」や「シミュレーション」が久保研のキーワードみたいですね!粒子の世界、とても奥が深そうですね......!
Q2.やりがいや成長を感じる瞬間は?
吉川さん(B4):
作業工程が多く、分析装置の待ち時間も長いので、きれいな傾向が出たときは嬉しいです。
Ronaldさん(B4):
同期や先輩と話す中で日本語力が向上していったと思います。知識もそうですし、研究をする上での考え方についても勉強することができました。
三浦さん(B4):
薄膜のサンプルメイクに結構時間がかかるので、薄膜を削って貼り合わせる作業で綺麗な断面を観察できた瞬間にやりがいを感じます。
髙橋さん(M1):
先行研究の実験結果をコンピュータ上でも再現できた時です。
益田さん(M1):
実験データを解析して、きれいな傾向が出たときは面白いですね。予想に反した結果が出ることもあるので、考察が楽しいです。
佐藤さん(M2):
シミュレーションで妥当な結果が得られて、報告会などで先生方から「いいね」と評価された時は達成感があります。その積み重ねが論文などの成果につながるので、日常の中にも小さな喜びが隠れているように思います。
研究手法やバックグラウンドごとに、難しさややりがいを感じる場面が異なるようですね。教育学部生の小滝は、先行研究を探したり、分析結果から考察したりするのがなかなか難しいと日々感じています。分野を問わず、研究は大変だけど面白いものなのだなと思いました。
Q3.久保研究室の普段の様子は?
三浦さん(B4):
「アットホーム」かな。とても温かい研究室で、楽しいときは和気あいあいと過ごし、真剣に取り組むときはしっかりと集中できるメリハリのある環境です。
吉川さん(B4):
「すごく面倒見がいい」です。先輩方は丁寧に指導してくれますし、教授とは月に数回ほど一対一で話す機会があるので、進捗に対するフィードバックを直接もらえます。
Ronaldさん(B4):
「仲良し」ですね。みんな壁がなくて、学生同士や、先生と学生の距離感も近いです。昼にはほぼ全員で一緒に学食に行きますし、事あるごとにイベントがあります。
髙橋さん(M1):
「全員研究が大好き」だと思います。悩んでいるときに後ろや隣から様々なアドバイスが飛んできて、結構議論になります。分野は分かれていますが、互いに情報共有しやすい環境ですね。
益田さん(M1):
指導が丁寧ですね。先生からもそうですし、学生間でのやり取りも活発です。普段は居室で直属の先輩や他分野の人に見せながら研究をしていて、その集大成が発表という形になっていると思います。
佐藤さん(M2):
研究に対して真摯に取り組んでいる印象があります。テーマごとのグループでは学年を越えた交流が多く、同学年同士だと異なるテーマの研究をしている人から思わぬ指摘をもらって初歩に立ち返ることもあります。
皆さんの久保研への愛が伝わってきました!!取材中も和気あいあいとした雰囲気が伝わってきましたし、研究を楽しまれている様子が印象的でした。
読者にメッセージをお願いします!
三浦さん(B4):
研究は実際にやってみないとわからないことが多いですが、東北大学は周囲がしっかりサポートしてくれる環境が整っていると思います。新しい環境に飛び込むのを不安に思わず、ぜひ勇気をもっていろいろ挑戦してもらえればと思います。
吉川さん(B4):
久保研は非常に面倒見がよく、安心して楽しく研究を進めることができるおすすめの研究室です!
Ronaldさん(B4):
研究が好きな人には、東北大学がおすすめです。留学生の数も多いですし、インターナショナルな環境で勉強しながら、普段の生活も楽しめると思います。
髙橋さん(M1):
久保研では、研究や運動、課外活動など、何かに夢中になっている人を募集していると思います。大学生は何かに挑戦した方が楽しいと思うので、ぜひ自分が熱くなれるものを見つけてください。
益田さん(M1):
研究室選びについては、どこに入っても大丈夫だと思います。結果的に慣れると思うので、あまり気に病まないでほしいですね。大学選びについては、可能であれば最後まで勉強を頑張って自分の選択肢を増やしてほしいと思います。
佐藤さん(M2):
研究というよりは勉強の話になりますが、やはり熱意をもって取り組むと継続しやすくなりますし、行動にも表れてくると思います。将来、自分が何をしたいか早めに決めて行動に移すことが一番なのかなと思います。
自分が情熱を注げる、注ぎたいものを見つけることがやはり大切なのですね。小滝も、学部は違えど東北大学で楽しく(!!)研究や課外活動などに打ち込んでいます。 久保研究室が気になった方は、ぜひ研究室ウェブサイトをチェックしてみてくださいね。
取材にご協力いただいた皆さん、誠にありがとうございました!
次回は、本研究室の久保教授へのインタビューの様子をお届けします!
文:学生広報スタッフ 小滝真悠
写真:学生広報スタッフ 青山敦
協力:東北大学大学院工学研究科 久保研究室
東北大学総務企画部広報室
問い合わせ先
総務企画部広報室
Email: koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
