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6.9万人分の全ゲノム解析情報を含む大規模データを分譲 ― 集積されたデータベースの活用で個別化医療・予防を推進 ―

【本学研究者情報】

〇東北メディカル・メガバンク機構 バイオバンク利活用・産学連携推進センター 試料・情報分譲担当 教授 大根田絹子
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【発表のポイント】

  • 東北メディカル・メガバンク(TMM)計画(注1)は公的研究インフラとして、産業界を含む全国の機関による試料・情報の利活用を進めています。このたび分譲(注2)可能な情報を大幅に拡大しました。
  • 全ゲノム解析情報を1.5万人分から6.9万人分に一気に拡大し、その他のゲノムおよびオミックス情報、経時的な健康状態の追跡調査情報、脳MRI画像情報なども拡充しました。
  • これまで調査の種類などによって細かく分かれていた情報を、ひとつのリリース「dbTMM 2026」に統合しました。これにより、研究に必要な情報が選びやすくなり、個別化医療・予防に向けた利活用が促進されることが期待されます。

【概要】

TMM計画は大規模コホート調査で得られた膨大な試料・情報を、多くの研究者に分譲してきました。このたび分譲対象情報を大幅に拡大し、そのすべてを統合データベースの新リリース「dbTMM2026」に収載しました。

具体的には、全ゲノム解析情報を1.5万人分から一気に6.9万人分に拡大したほか、ゲノム・オミックス情報や脳MRI画像情報を充実させました。また、血液や尿を用いた検査情報は、これまで20歳以上の参加者の情報のみを研究用に分譲していましたが、このたび、すべての年齢層の検査情報の提供準備が整い、研究に利用できるようになりました。これにより、胎児期から成人期を通して、経時的な健康状態の変化を追跡できるようになりました。

産業界を含む全国の研究者は、必要な情報をdbTMM 2026から自由に組み合わせて研究に活用できます。今回のdbTMM 2026の登場により研究の幅が広がり利活用が促進されることで、個別化医療・予防の実現に向けた研究のさらなる創出が期待されます。

図1. dbTMM 2026のイメージ

【用語解説】

注1.東北メディカル・メガバンク(TMM)計画:
東北大学と岩手医科大学が連携し、東日本大震災の被災地域を主な対象として、追跡を含む一般住民約 15万人を対象とした健康調査(コホート調査)を行っている。提供いただいた生体試料と健康調査情報、およびゲノム・オミックス解析結果等を蓄積したバイオバンクを構築し、研究基盤とすることで、次世代医療の実現を目指している。

注2.分譲:
TMM計画では、大規模ゲノムコホート調査由来の試料・情報を多くの研究者と共有している。共有方法のひとつが分譲で、利活用審査で承認された研究課題に対して、契約(MTA・DTA)を締結し、国内の産学の研究者に提供するものである。研究実施にTMM計画の研究者は関与せず、研究により生じた知的財産は利用者に帰属する。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学東北メディカル・メガバンク機構
バイオバンク利活用・産学連携推進センター
試料・情報分譲担当
教授 大根田 絹子(おおねだ きぬこ)
TEL: 022-272-6955
Email: tommo-dist*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(統合データベースに関すること)
東北大学東北メディカル・メガバンク機構
統合データベース室 室長
教授 荻島 創一(おぎしま そういち)
TEL: 022-274-6038
Email: tommo-idb-contact*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学東北メディカル・メガバンク機構
広報戦略室 室長
教授 長神 風二(ながみ ふうじ)
TEL: 022-717-7908
Email: tommo-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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